ファッションや宝飾などを扱うラグジュアリーブランドのCEOたちの生き方、思想に触れるインタビュー連載。今回は、日本にも多くのファンを持つアメリカンライフスタイルブランド「トリー バーチ」のCEO兼デザイナー、トリー・バーチさんが登場。

女性の起業家を支援する活動にも尽力

手の届くラグジュアリーを目指して

 世界中で親しまれているアメリカンライフスタイルブランド「トリー バーチ」を率いる、CEO兼デザイナーのトリー・バーチさん。「そもそも、インターナショナルなビジネスとして発展したのは、日本に直営店ができたからです」と、日本への親しみを込めて語る。昨秋はパフォーマンスアクティブウェアブランド「トリー スポーツ」も日本上陸を果たした。

 マンハッタン・ノリータ地区の小さなブティックから出発したサクセスストーリーは、あまりにも有名だ。

「14年前に会社を立ち上げたとき、まだ女性の起業は難しいとされていました。私は市場における空白の領域に着目し、ラグジュアリーだけれど高価すぎない服を展開しようと思ったのです。このアイデアが浮かんだのは、5年間主婦をしていたとき。eコマースも考えましたが、当時はオンラインで服を買う人などいないと批判されたんです」

 ちなみにToryburch.comは、いまや世界のトップ7に入るブランドデジタルコマースサイトとなっている。彼女には先見の明があったということだろう。

「初めて受けたインタビューで、レポーターが“野心”という言葉を使ったとき、私は“その言葉を不快に感じる”とコメントしたんです。すると、その記事を見た友人が電話をかけてきて、“野心という言葉を二度と敬遠する必要はない”と言ったの。彼女は正しかったわ。私は、女性と野心を取り巻くダブルスタンダードを受けいれてしまったことに気づきました」

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