心を日常から解き放つプライベートな極上時間

抜群のビューを誇るインフィニティプール。ジャグジーやカバナもある。
1時間のヨガレッスンはアクティブなポーズも多く、じんわりと汗が。
この日は5皿のコース。4種のモダンな前菜に早くも心躍る。
シェフ、クリス・カジオカさん。サンフランシスコやNYなどの名店を経て地元に戻り、満を持して「セニア」をオープン。
カゾンチェッリというラビオリの一種。黒トリュフの香りにうっとり。
ハワイならではの癒やしの時間に身を委ねて。
メリアさんが母親と共同創業したフラワーエッセンスのブランド「ハワイアン・レインフォレスト・ナチュラルズ」。メリアさん自身が選び抜いたハワイのパワフルな花たちから作られる商品の数々は、スパの施術にも用いられている。

 ホテルが提案するウェルネスプランというと、ストイックな内容を想像する人もいるかもしれないけれど、「ワイキキ ラグジュアリー ウェルネス パッケージ」は、むしろ楽しさにあふれている。なかでも、ワクワクの頂点といえるのが、腕利きのシェフが客室にやってきて、味も見た目も素晴らしい料理の数々を目の前で調理してサーブしてくれる、プライベートシェフサービスだ。

 ハワイの食といえばローカルフードがまず思い浮かぶが、ここ数年で食に対する意識がグンと高まり、地元出身のスターシェフが次々と誕生。ダウンタウンエリアを中心に、世界の最新グルメシーンに引けを取らないファインダイニングが増えつつある。

 そんなシェフによる予約の取れない店の味を、開放的なスイートルームにいながらにして堪能できるのだから、こんなに贅沢なことはない。どの店のシェフが来るのかは到着までのお楽しみ。この日は、アラモアナの会員制レストラン「ヴィンテージ・ケーブ・クラブ」出身で、2016年末に自らの店「セニア」をオープンした、クリス・カジオカさんが登場。アートのように美しく、驚くほど繊細な味付けの創作料理で注目を集めているトップシェフだ。

 ハワイの食のイメージがいい意味で裏切られ、口に運ぶたびに感動、そして多幸感に包まれる。そんな至極のひとときをぜひ。

 また、ホテル内の「ザ・リッツ・カールトン スパ」は、伝統的なハワイアンヒーリングと、ハワイに根付く自然を取り入れているのが特徴。ハワイに自生し、古くから儀式や薬に用いられている草花のパワーを生かしたオリジナルトリートメントが3種あり、「ワイキキ ラグジュアリー ウェルネス パッケージ」ではそれらを毎日、日替わりで受けることができる。メニューを監修したのは、ハワイ島在住のメリア・グッドナウさん。植物由来のエネルギー療法のひとつであるフラワーエッセンスの、ハワイにおける第一人者だ。

 かつて、ハワイの人々は、そのエリアの最も高い山に降った雨が、恵みの水となって自分たちの暮らす場所へと届くと考え、山に感謝を捧げることを忘れなかったという。ザ・リッツ・カールトン・レジデンス ワイキキビーチのある場所は当時はマノア地区に区分され、最も高い山はパワースポットとして有名なマノアバレーであることから、プランにはかの地でのハイキングが含まれている。

 ハイキングには植物に詳しいガイドが同行し、ときにはメリアさん自身が案内してくれることも。古代ハワイではマナと呼ばれる生命エネルギーがすべてに宿ると考え、とりわけ大地のエネルギーを大切にしてきたこと、また、自然のパワーとつながるには、深く呼吸をしながら、頭ではなく身体で感じること……。ハワイに伝わるスピリチュアルな教えを学びながら、空気の澄んだ森の中で大自然と向き合うと、凝り固まった心と身体がほぐれていくのを感じるだろう。そして、よりクリエイティブに人生を楽しむという、まさにウェルネスな力が内側から湧いてくることに気づくはずだ。

ワイキキ ラグジュアリー ウェルネス パッケージ
グランド4ベッドルーム オーシャンビュースイート 3泊4日室料(1室4名まで利用可) $21,000~
・マノアバレーへのガイド付きツアー
・日替わりのスパトリートメント
・「ハワイアン・レインフォレスト・ナチュラルズ」の日替わりギフト
・旅の日記帳
・ディナー時のプライベートシェフサービス(3泊のうち1回)
・ヨガまたはフィットネスの1時間プライベートレッスン
・リクエストに応じた新鮮食材と オーダーメイドのレシピを用意するサービス
・空港ホテル間をリムジンで送迎

マノアバレーの大自然は圧巻。
マノアの滝近くに咲くジンジャーフラワーの花。

メリア・グッドナウさん。包容力があり、とても温かいオーラの持ち主。
The Ritz-Carlton Residences,Waikiki Beach
383 Kalaimoku St. Honolulu
TEL:0120-853-201
全307室(2018年1月現在)

Photos: Akiko Fukuchi Editor: Kaori Shimura