やわやわ、とろけるミルキープリンの口福。

澳洲牛奶公司
佐敦白加士街47-49號地下 G/F, 47-49 Parkes Street, Jordan TEL+852-2730-1356

 麥文記麵家の雲呑麺を食べたら、勢いのまま、すぐ隣の茶餐廳でプリンを! 種類は黄色いの=卵(杏汁燉雞蛋・左)と白いの=ミルク(蛋白燉鮮奶)。それぞれ熱いのと冷たいのがある。どちらもレンゲですくい取れば、トロリと落ちてしまいそうに柔らかい。黄色いほうは卵とほのかな杏仁味、白のほうは濃厚なミルクそのもの。熱・冷は好みだけど、日本にはあまりない、熱いプリンにトライしてみるのもいいかも。地元の人の朝・軽食スポットとして大人気で、マカロニやトーストなどを食べているのも香港らしい風景。

古きよき飲茶楼で骨太の点心を食す。

蓮香樓
中環威靈頓街160-164號 G/F & 1/F, 160-164 Wellington Street, Central TEL+852-2544-4556

 蓮香樓で飲茶をするのは戦いだ。大混雑で順番も何もないから、席取りが戦い。点心を取るのも戦い。でも、また食べたくなって足を向けてしまう。ワゴンで運んでくるクラシカルなスタイルで、セイロの中身を見て、好みのものを取り、伝票にハンコを押してもらう。エビ餃子(蝦餃・左下)、腸粉(下の右上)、大根餅(蘿蔔・右下)……と、点心はどれもくっきりした、地に足のついた味わい。そして忘れてならないのが、ワゴンが来たとたん争奪戦になるマーライコウ(馬拉・左上)。むちむち感とふわふわ感が合わさった食感ののち、柔らかな甘さが広がる点心は、絶対に食べてほしい。「戦い」を有利に進めたいなら昼時より前に入って。

BGMは鳥のさえずり。郊外飲茶で心洗われる。

端記茶樓
荃灣荃錦公路川龍村57-58號57-58 Chuen Lung Estate, Route Twisk, Tsuen Wan TEL+852-2490-5246

 電車とバスで都心から約1時間、「え、こんなところに!?」と思うような山の中に飲茶楼がある。上の階がテラスになっていて、ざっくりとしたテーブル席。奥に進むと、近所の人たちが鳥かごを持って来ていて、鳥の声を聞きながらお茶を飲むなんて光景が見られる。必食はクレソンの炒め物(炒西洋菜・左上)。なにしろ店の前がクレソン畑で、その畑から摘んですぐ炒めるのだから、新鮮そのもの。点心は素朴で、味は正直、うーんというところもあるのだが、景色や空気感を含めてのご馳走ということで。点心もお茶もセルフサービスで、お茶は自分で茶葉を選び、山の湧き水を沸かしたお湯でいれるのも郊外ならでは。遠足気分でぜひ。