地上波ではできない挑戦的な役柄を、ワクワクしながら演じたい

“変人”の妹・シャーロックを見守り、助ける兄には小澤征悦さん。
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──今回のシャーロック役もそうですが、一風変わった役を演じることが多いイメージがあります。「美人女優」と呼ばれる人ならば腰が引けてしまう役も、時には演じていらっしゃいますよね。

 そういう意識はないのですが、結果的に変な人になっちゃった、ということが多いのかもしれません(笑)。でも考えてみると、一人ぼっちの役も多いですね。シングルとか、研究者とか、自分のルールに厳しい人とか。役を選ぶときは、演じたことのない新しいものがある、と感じられる作品ならなんでも! という気持ちでいます。個性的な役を演じることに、恐れのようなものは感じません。むしろそうした現場でどんなものが見られるのかな、というワクワクのほうが強いです。

──『ミス・シャーロック』はHuluの製作ですが、死刑囚を演じた『イノセント・デイズ』も現在WOWOWで放映中です。ケーブルTVや配信チャンネルへの積極的な参加は、地上波では得られない役どころがあるからでしょうか?

 私、もう少し穏やかな、幸せな役をいただいてもいいんじゃないかな、そろそろ……という気もするんですが(笑)。でもおっしゃる通りで、そういう期待は大いにあります。同じような役でも、口当たりがいいだけではない作品を見てみたいというか。企画をいただいたときの楽しみってそこなんですよね。『イノセント・デイズ』では初めて経験した演技もあり、現場は本当に楽しかったです。

──以前、ある年配の大女優の方に取材した際、「年齢を重ねた女優が主演できる作品は、なかなかつくられない」とおっしゃっていた言葉が印象に残っています。そうした状況に竹内さんが思うところを教えてください。

 時代が早く回ってくれないかなと思いますね。結婚するとかしないとか、子どもを産むとか産まないとかと同じ意味で、「女性がボスになる」という状況も生まれてきてはいるのでしょうが、まだまだ多くはないのかもしれません。そういう“元ネタ”みたいなものが少ないために、主体となるイメージがしにくいのかもしれません。例えば「社長」といったら、やっぱり貫禄のある男性のイメージになってしまう。でもそうでない「社長」が今後はもっと増えていくだろうし、そうなれば年齢を重ねた女性が主体になれる作品も増えていくのではないかなと。そういう作品も含めて、いろいろな種類の作品が見てみたいなと思います。