「海の幸が豊富な観光地で魚三昧の日々を過ごしたら、すこぶる肌状態がよくなった!」という編集部の体験がきっかけとなり、「美容パフォーマンス」を最高値にする方法(前回記事:大切な日をベストコンディションで迎えられる「時間栄養学」とは?)の第二弾として、今回は海産物に着目。“海の幸”の計り知れないパワー、そしてそれをコアにしたトラディショナルな和食がもたらす美しさの秘密に迫る。

魚油に含まれるDHA/EPAについて、イチから学んでみる。

 近年、北米のサプリメント市場において、右肩上がりで売り上げを伸ばしている「オメガ3」。不飽和脂肪酸のひとつで、魚油に含まれるDHAやEPA、亜麻仁油やえごま油に含まれるα-リノレン酸などがそれに当たるが、体内では生成することができないため、食事などでの摂取が必要な成分だ。ところがそんな“オメガ3推し”の風潮に、日本はイマイチ乗り切れてないとも聞く。なぜか……?

「米国ほど普及しない理由のひとつは、もともと日本人は魚を食べてきたため、必要量を摂取しても“体感”が少ないんですね」と説明するのは、魚油研究の第一人者、早稲田大学の矢澤一良教授。

「一方で、魚食の習慣がない欧米人は、少し摂取しただけでも効果実感がある。また、和食が体にいいと認知されるようになり、その延長で積極的に摂取されているのだとも思います。とはいうものの、では現代の日本人が十分に魚を食べているかというと、そうでもない。2010年にはDHA/EPAを合わせて1日1000㎎という摂取量が推奨されているにもかかわらず、20〜50代は300〜400㎎程度しか摂れてないのが現実です。60代でようやく700㎎ですが、それでも不足気味。脳機能の改善がDHA/EPAの代表的な効果と考えると、その世代は1000㎎以上摂取してほしい。もちろん食事で魚を食べる回数を増やすのが一番ですが、そう簡単ではないことを考慮するなら、サプリメントで補うという手は大いにあり。日本人も積極的に取り入れるべきだと思います」

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