“気の共鳴”を体感する、驚きのマッサージ

 その後ハンドマッサージが始まるのだが、数えきれないほど施術を受けてきた私も「“気”が共鳴する」というのは初めての経験だった。臨床気療法士さんと呼吸を合わせながらマッサージを受けていると、軽いタッチなのに体の奥が不思議なほどゆるゆるとほぐれていく。そして施術中に突然、げっぷが出そうになったので、不思議に思いながらも我慢していたところ、気づいたら、私の背中をマッサージしている療法士さんがげっぷをしている(!)。そしてその瞬間、私の胸のつかえがなぜかすっきりしたのだ(!!)。実はこれは、不要な要素を“気”のレベルで排出するプロセスの中では、よく起こることだそうで、突然涙が流れたり、急にトイレに行きたくなる人もいるそう。60分のトリートメントが終了すると背中が軽くなり、頭の中もすっきりクリアになった。

 最後に、今後自宅でも実践できるセルフケアとして、「エネルギー呼吸法」の指導が行われる。これは、まず鼻の付け根あたりから脳に向かって平行に、“気=エネルギー”を吸い込むイメージで、一気に息を吸う→吸い込んだ“気=エネルギー”を、背骨を通す感じで尾骨までゆっくり落とすようにイメージしながら、息をはいてゆく…という、ヨガの呼吸法にも通じるもの。

 この呼吸法がうまくできると、息を吸うときには新鮮な空気の冷たさを感じ、吐くときには穏やかに背中がマッサージされていくような感覚が味わえる。そして何度か繰り返すだけで、ヒートアップした頭が穏やかにすっきりしてくる。だまされたと思って、皆さんもぜひ一度試してみてほしい。