昨年、英国屈指の貴族である第6代のウェストミンスター公爵が亡くなった。約1兆円といわれる資産を引き継いだのは、第7代の若きウェストミンスター公爵。彼がハンサムだと世界中で話題になったのを、記憶している方も多いだろう。

 実は、彼の祖先にあたる第2代のウェストミンスター公爵は、今から約100年前、あのマドモアゼル シャネルと熱烈な恋愛関係にあった。その二人のエピソードにインスピレーションを受けたジュエリーコレクション「フライング クラウド(Flying Cloud)」をシャネルが発表。「フライング クラウド」――それはウェストミンスター公が所有していた豪華なヨットの名前。マドモアゼルとウェストミンスター公爵が輝くような時間を過ごした、夏の日々の象徴だ。

 

ラインの絡み合うネックレスが描く、優美な波形

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「フライング クラウド」ネックレス WG、ダイヤモンド ¥103,500,000(参考価格)

陽光にきらめく波しぶきを、こぼれるようなジュエリーの輝きで

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「フライング クラウド」ネックレス WG、ブルーサファイア、ダイヤモンド ¥166,000,000(参考価格)

クルーズの旅へと誘う、船のブレード(組み紐)モチーフ

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「フライング クラウド」ネックレス WG、ダイヤモンド ¥199,000,000(参考価格)

 二人の関係は6年あまりで終わりを告げたが、ウェストミンスター公爵がマドモアゼル シャネルに贈った数々の豪華な宝石類は、彼女のアクセサリーデザインの着想源になったといわれる。

 過ぎ去ってしまったからこそ美しい、海とともに過ごした日々。波を砕いて進む船、刻々と色を変えていく海、日焼けした肌、潮と風の匂い、そしてふたりの情熱――そのすべてはジュエリーに形を変え、いつまでも輝き続ける。

シャネル(時計・宝飾)
Text:Mizuho Yonekawa