着こなしがルーティン化しがちな大人のための短期集中連載。今回、見直すべきアイテムとして取り上げたいのは、ベーシック服の代表ともいえるジーンズだ。“休日にとりあえず手に取る服”、そんなふうに思っている人はまた損をしている。カジュアルなだけではない魅力に気付いた人から、ジーンズのおしゃれは飛躍的に面白くなる。

デニムパンツ¥49,000/シクラス(ザ シークレットクロゼット六本木 03-6721-1155)

デニム通も、デニム下手も楽しめる「大人向きジーンズ」

“数えきれないほどはいてきて、これからも一生愛し続ける服”。そういう人もいれば、“一応持ってはいるけれど、必要にせまられなければはかない服”という人もいる。偏愛するマニアか、さほど興味を持てないか――。歳を重ねるほどに好みが極端に分かれがちな服、それがジーンズだ。確かに大人になると、一般的にビジネスでは不要だし、たまにしかはかない一本はずっと同じもの、という人が案外多いのかもしれない。しかし、色も形もバリエーションが増えた今、そのトレンドは毎年移り変わり、ジーンズを上手にはける人=おしゃれな人といっても過言ではない時代に突入している。“ジーンズは永久不変のベーシック”などといって、更新を怠っていてはいられないのだ。

そんな無限の選択肢の中で今、大人におすすめしたい一本。それは、股上深めのワイドシルエットだ。裾さばきが女性らしく、カジュアル感が薄いので、ジーンズに苦手意識のある人でも取り入れやすい。一方で、クラシカルなスタイルが注目される今季、ハイウエストのワイドパンツはまさに旬のアイテム。ジーンズと共にファッション遍歴を歩んできたような人にとっても、これはトレンドとして、新鮮な気持ちで取り組めるだろう。さらに、腰まわりを包み込む股上&つかず離れずのゆとりは、体形カバーにも有効。つまり、ワイドのジーンズは、デニムを好きでもそうでなくても、あらゆる大人にとって嬉しいことずくめなのだ。