ビューティにおけるリュクスとは何か? を模索する連載の第4回は、2017年もヒット街道を驀進した、シャネル、ポーラ、ukaの「遊び心満載」な3製品について。

「リュクス」には中途半端が一番似合わないと思う。製品も情報も、そこここにあふれかえっている時代。だからこそ、「やっちゃったね」と思われるくらい大胆なもの、イっちゃってるもの、振り切れているものに、どうにも惹かれてしまうし、その心意気と創造力にリュクスを感じる。それは「極めて真面目に遊ぶ」と言い換えることもできそうだ。

「極めて真面目に遊んでいる」製品、最初にご紹介したいのは、私の2017年最大の吃驚(びっくり)の一つでもある、シャネルのハンドクリーム「ラ クレーム マン」。

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 いやもう、この卵形の見た目からして、コスメ好きなら誰もが「キャー」でしょう。事実、初めて見せていただいたときには思わず叫んでしまった。

「何!? この近未来の使者的佇まいは!?」

しかも、ふたを開けてまた吃驚。

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 外面だけでなく、中身もきちんと“ゆで卵”だったのだ。しかもしかも、手に取り、開けてみるとわかるのだが、ふたがつるんと「むける」のである。その感触にまずは虜(とりこ)で、つい用もないのに何度も開け閉めしてしまう。何という遊び心。それを天下のシャネルがやってのけているところがまた最高……いや、だからこそ「シャネル」なのかもしれないけれど。

 そして、吃驚その2は、ポーラの「V リゾネイティッククリーム」。