環境に優しい植物の力が人を癒やす時代がくると確信。

Aとても面白いんですが(笑)、ちょっと話を戻しましょうか。ニールズヤードとの出合いは?

梶原あはは。留学時代に親しくなって今もビジネスパートナーの女性に「何かグッとくるロックなモノない?」って聞いたら、連れていかれたのがコベントガーデン。そこで環境に配慮した自然や植物の力が人を癒やす時代が必ずくる、とピンときたんです。29年前にね。ニールズヤードの1号店もあったんだけど、とにかくボトルが美しくて、毎日手に取りたくなるし実際使うと本当にいい。そんな化粧品見たことなかったからすごく響きました。創設者のロミーに「あなたがやるしかない」と言われ、俺がやることをどこかで誰かに期待されている!と。

Aでも会社を失った後ですよね。

梶原だから1から全部自分で。これが楽しかったんですよ。100を110にするのって、結構大変なのに評価されないんだけど、0を10にするのは喜びを感じるし満足感も高い。21世紀の間違いは、数字によって幸せ感を計れると勘違いしたことだと思うなあ。

先の計画より足もとを固める。向き合うべきはいつも1対1。

Aオーガニックがまだ認知されていない頃だし、英断だった?

梶原軌道に乗るまで約10年かかったけど、今は社員の力と製品力でコンスタントに伸びています。

A1段ずつ階段を上がるような。

梶原気がついたらね。計画立てて目標決めて数字を達成なんて考えてなくて、それよりも、常に足もとを固めることが大事だと思ってるんです。今やっていることに真摯に取り組んで、1対1できちんと向き合って思いを伝えれば、結果は必ずついてくるから。

A本国との関係は良好ですか。