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病気はにおう?中世のペスト禍からひもとく。
14~17世紀にかけ欧州やアジアで大流行し、多くの命を奪ったペスト。感染経路はノミやシラミという説もあるが、当時、ペスト患者は“腐った柔らかいリンゴ”のような体臭がすることから「ペストは体臭でうつる」と信じられ、においの排除が徹底的に行われた。ちなみに、治療にあたる医師は保護衣や、ハーブなどを詰めたくちばしの形のマスクを装着。においは忌避すべしという「衛生志向」は、この頃に始まったと考えられている。上の小さなボトルは、古くより「七人の盗賊の酢」として知られる芳香ビネガー。17世紀初頭のペスト禍で、7人の盗賊がこの秘薬のおかげで感染することなく略奪をしたという言い伝えがある。頭をすっきりさせたいときに。アチェト アロマティコ 15ml¥3,600/サンタ・マリア・ノヴェッラ銀座

においが発生しやすいのは?

頭皮・耳の裏

頭の皮脂に細菌が繁殖すると、においが発生。耳の後ろにも皮脂腺は多く、洗い忘れによって汚れがたまるとにおいのもとに。

起床直後や緊張したときは唾液の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質であるイオウ化合物が多くつくられる。歯周病が原因であるときは、要注意。

体の中心・脇

胸や脇の下は皮脂腺が集中。特に脇の下にはベタつく汗を出す「アポクリン腺」が多い。アポクリン腺の汗は、フェロモンに似た役割を果たしているとされる。

デリケートゾーン

月経前になると皮脂が多く分泌され、においが強くなる。排卵期には嗅覚も敏感になり、においの変化を感じやすくなる。

足から出る汗のアンモニア臭、角質をエサにする菌が分解した脂肪酸のにおいが合わさったものが、足のにおいになる。