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 オーナー会社のプラウドグループ社の専務取締役、パス・リプタパンロップさん(上写真左から3番目)は、「タイの文化に敬意を払い、そのアイデンティティを体現することが大きなテーマでした。そして伝統だけでなく、現在の魅力も表すために、ここにいるタイの才能あふれるエキスパートたちに協力をあおいだのです。

 また建築にあたっては、地元の素材やリサイクル素材をメインに使用し、自然保護にもつとめました。どうしても伐採しなくてはならなかったビーチの松の木は、そのままレストランの内装に活用するなど、環境負荷をできるだけ減らしたほか、最新のエネルギーシステムも全室に導入。サステナビリティに配慮した、新しいタイプのリゾートなのです。 山と海、伝統とモダンのコントラスト、そしてタイの温かなおもてなしを感じてほしいですね」と語った。

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 そして、バンコクの有名設計事務所Habita Architects(ハビタ・アーキテクツ)が手がけた、タイらしさを存分に表現した建築デザインについては、プリンシパル・アーキテクトのPisit Sayampol(ピシット・サヤムポル、集合写真右から3番目)さんが説明。

「リゾートの中心にあるヘブンリー・パビリオン・ラウンジは、タイの神話に出てくる、天国の宮殿をモチーフにしています。天使が集う宮殿はクリスタルの山に囲まれていると語られており、それらを白とミラーで表現しました。ラウンジ内はモクレンの花をかたどったシャンデリアや、動物をモチーフにした彫刻などを配し、ディテールにもこだわっています」

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 またリゾートを彩る、タイの神話の「天」と「地」を描いた彫刻シリーズは、2018年の「バンコク・ビエンナーレ」に出展した彫刻作品「Giant Twins(ジャイアント・ツインズ)」で知られるKomkrit Teptian(コムクリット・テープティアン、集合写真右から2番目)さんによるもの。

「タイに伝わる宗教観や天国のイメージを、海のブルーや松のグリーンなど、リゾート内にある色彩を使って表現しました」と語る。

 またプーケット・ラチャパット大学の美術学部教授でありアーティストのKhan Payungphan(カーン・パユンファン、集合写真左から2番目)さんは、自身が教える大学の学生たちを集め、ビーチサイドとヒルサイドをつなぐ計120mのトンネルに、プーケットの歴史や食べ物、文化やオールドタウンの建物などを描いたカラフルな作品を完成させた。

「コロニアル建築や中国文化の影響など、本当のプーケットの姿や文化を理解できるよう、自然の美しさや歴史的な街並み、食文化までさまざまなテーマを選びました」

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 そして客室内に飾られているモダンな写真を手がけたフォトグラファー、Palida Bunyarangphan(パリダ・ブンヤランファン、集合写真一番左)さんは、旅する中で生まれたインスピレーションや瞬間の美しさをとらえたという。スタッフの制服をデザインしたNicha Thanalongkorn(ニチャ・タナロンコーン、集合写真一番右)さんは、「シンプルで美しく、環境とハーモニーを奏でるデザインを心がけました。タイの伝統素材である麻など100%ナチュラルな素材を使用しているのもポイントです」と語った。