タイプ別 すこやかに生きるための対処法

 自分はどのタイプに近いのかがわかったら、それぞれの日々がよりすこやかになるヒントを。まずは「タイプA」から、杏林大学名誉教授の古賀良彦先生にご指南いただこう。

「タイプAの人は『短気は損気』を自覚しているはず。性格はなかなか変わりませんが、行動は変えられる。そのために、自分の行動を振り返るクセをつけましょう。何があって、どう感情が動き、どんな行動を取ってしまったのか。そして、どうすべきだったか。これをくりかえしノートなどにまとめる習慣をつけるのです」(古賀先生)

 どうすべきだったかを理屈で理解していくうち、感情に任せた行動を取りにくくなり、社会生活が送りやすくなる、と古賀先生。どういった状況でイライラしやすいかを知ることで、自分の行動パターンを把握することもできる。

 「タイプB」は、心身の健康をキープしやすいタイプ。変わらずマイペースでいることを意識してほしいとのことだ。続いて「タイプC」。

「タイプCの人は、平和主義者で他者と協調したいと望みながらも、なぜか冷たい人だと思われたり、孤独感を抱いたりしやすい損な性格。理由は、性格の堅さにあります。穏やかな人柄の人と積極的に交流し、人と交わる楽しさを知りましょう」(古賀先生)

 他者と深く交わるためには、自分の意見を表明したり、互いの相違を認め合ったりすることが必要だ。他者に受け入れられ、また他者を受け入れるうちに、他者のグレーな部分、完璧ではない自分を許容できるようになるだろう。

「ゆっくりと時間をかけて、柔軟さを獲得していってください。いい意味で不真面目になり、自分のネガティブな感情も認められるようになるでしょう。気持ちが楽になり、ストレスは軽減するはずです」(古賀先生)

 性格はいい悪いではなく、よく生きていくためのヒント。うまく自分と付き合い、自分にとっての最良な人生を目指していこう。

■参考文献
『タイプA行動の診断と治療』(メイヤー・フリードマン/金子書房)
『がん性格 タイプC症候群』(リディア・テモショック、ヘンリー・ドレイア/創元社)
古賀良彦先生
古賀良彦先生 うつ病、睡眠障害、統合失調症治療・研究のエキスパートとして、日本ブレインヘルス協会理事長、日本催眠学会理事長、日本薬物脳波学会副理事長などの要職を務めている。『古賀良彦教授の脳力アップ1週間プログラム』『睡眠と脳の科学』『週末うつ なぜ休みになると体調を崩すのか』など著書多数。

Text:Yue Arima Edit:Ayaha Yaguchi Illustration:micca

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