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オリヴィエさんと。ブドウ樹の背を高めにすることで、大きく葉を広げ、太陽のエネルギーを多く得る。

明日香:コランさんの畑は特に草を多く残してある気がしますが、これも理由があってのことでしょうか。

オリヴィエ:そうなんです。ブドウ樹の列の間の部分は除草したり、またトラクターが通ったりで草が生えてこなくなったりするんですが、私は土壌全部が草で覆われているほうがいいと思っています。

明日香:この寒い季節に、畑一面草に覆われているのは珍しいですもんね。また、ブドウの樹の丈(たけ)もシャンパーニュの一般的な畑よりもかなり高くしてありますね。

オリヴィエ:明日香さんはいろいろとよく気づきますね! 私にとって、この高さはとても大切なんです。背を高くすることで、ブドウの葉を大きく広げることができます。ソーラーパネルと同じで、太陽のエネルギーをより多く吸収するためにそうしています。それにほら、これは古木(平均樹齢40年以上のブドウ樹)だから下のほうが大きく、苔(こけ)のついた根がはみ出しています。根の部分が細めなのは若い樹なんです。

明日香:古木には、根の上のほうまで盛り上がって苔がついていますね。思った以上に、土がしっとりとしてて、粘土っぽくも感じます。

オリヴィエ:この自然の苔は年中ついていて、ブドウに対して悪い影響はありません。土については、毎年土を返す作業を繰り返すうちに、このような柔らかさになって、しっとりしてきました。ほかの場所にある私の畑も、すべてこのような土壌です。