ゲストも参加してサンゴと生態系を守る、リゾートの新しいかたち

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]

 こうしたサステイナビリティへのこだわりが一番感じられたのが、3年前のサイクロンで破壊されてしまったというサンゴを育てる活動だ。折れて海底に転がってしまっているサンゴをスタッフたちが1本1本拾い、成長しやすいサイズに調整して紐に繋ぎ、ビーチ近くの水深2〜3mの海中で育てて、ある程度大きくなったら、より深い海へと移している。大きなものは40年から50年もかかって育つというサンゴの保護に、長期的に取り組んでいるのだ。

 ゲストはこのプログラムに参加することができ、実際にサンゴを結んだりする作業ができる。リゾートの開業準備中から進めてきたこの活動により、サイクロン後にかなり減ってしまった魚も、サンゴの成長とともに徐々に増えてきているという。親子連れのブラックチップシャークが戻ってきたときには、スタッフ皆で喜んだそうだ。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]

 またリゾート内にあるシックスセンシズ スパもオーガニックガーデンを持ち、施術で使用するさまざまなハーブを育てているほか、スパ内のアトリエではフレッシュなパパイヤを使ったオーガニックコスメを作る「アルケミバー クリエーション」を体験できる(60フィジードル)。

ガーデン内で育つ植物で、オーガニックコスメを手づくり!

[画像のクリックで拡大表示]

 この日、体験したのはパパイヤソルトシュガー・スクラブの手づくり。パパイヤの種子は酵素の働きで肌をクリアにするほか、その栄養成分で肌をしっとり保湿するという。

 スクラブづくりは、乾燥させたパパイヤの種子と、余分な角質を除くブラウンシュガー、日焼け後のケアにも効果的なグレープシードオイルを木臼(きうす)で混ぜることからスタート。そして新鮮なパパイヤの果実から種子を抜き(これは後で乾燥させ、別途使うそう)、柔らかい果肉をヤシの皮に包む。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]

 そしてヤシの皮を絞ってパパイヤの果汁を入れたら、2~3分しっかり混ぜ合わせ、瓶詰めにすれば完成だ。リゾート近隣で育つローカルな植物ばかりを使ったスクラブは、他にもハイビスカスやライムなど、合計6つのレシピがある。またココナッツを使ったリップバームや、ターメリックやアロエのフェイスマスクづくりも人気だ。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]

 こうして完成した、思わず食べたくなるようなパパイヤの香りのスクラブは「臼で混ぜただけなので、肌当たりがちょっと痛いかも?」という心配をよそに、高SPFの日焼け止めを重ねた肌もすっきりなめらかに整えてくれて、肌が「美味しい!」と喜ぶような心地よさだった。まったく添加物も入っていないのでお土産にはできないけれど、すぐ近くで育てたオーガニック植物を使った、この上なく新鮮なコスメは、ある意味とても贅沢なものかもしれない。さらにスパでは体験中や施術の際、パワーストーンを浸した「ジェムウォーター」を自由に飲むのだが(上写真右)、こうしたさまざまな浄化やデトックスの試みとの相乗作用も肌を綺麗にしてくれる気がした。