Bidi Bidiスカーフがつなぐ世界とアフリカとの絆

Bidi Bidiスカーフは、伊勢丹新宿店本館4階=ライフ&スタイルや三越伊勢丹オンラインストアでも販売されている。¥13,000/オバッキ(CPR TOKYO TEL:03-6438-0178)
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──2018年に登場したアイテムとして、Bidi Bidi(ビディビディ)というスカーフがあります。これはどんな経緯で作られたのでしょうか?

 Bidi Bidiというのは、ウガンダにある世界最大級の難民キャンプです。昨年、約30万人が暮らすこのキャンプを国連の派遣団とともに訪れたとき、ひとりの女性がこう言いました。「国連のみなさん、支援をありがとう。でも私たちは自分の手でできる“仕事”をしたいのです」──それを聞いて、私はすぐに紙と絵の具を用意し、女性たちに絵を描いてもらいました。その絵は、彼女たちの人生や民族の過去・現在・未来を雄弁に物語る、とても美しいものでした。私はこの素晴らしい絵をモチーフにスカーフを作り、その販売で発生するObakki本国の純利益を100%彼女たちに届けると約束したのです。

完成したBidi Bidiスカーフを現地で披露したときの様子。難民キャンプの女性たちと分かち合う喜びが、トリーナさんにとって大きなパワーの源となる。
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──トリーナさんには、二人のティーンエイジャーのお子さんがいらっしゃいます。彼らも、こうした活動には共感されていますか?

 もちろんです。息子も娘も私とともに何度もアフリカを訪れています。思い出深いのは、9歳と7歳の彼らを連れてカメルーンの児童保護センターで1カ月間を過ごしたときのこと。ちょうどクリスマスの時期だったんですが、誰の枕元にもプレゼントがないことに、子どもたちはショックを受け、泣いて怒り始めたんです。でも、そのあとでセンターの子どもたちと歌やポエムを贈り合うことで、「これが本当のクリスマスなんだね」ってまた泣いて(笑)。そのときから、彼らには他人と何かを共有する喜びやチャリティの意識が芽生えたのでしょう。子どもたちには私と同じ情熱は求めませんが、自分たちの行動が世界や人にどのような影響を与えているのかをつねに意識してほしいと思っています。