込められたストーリーの価値を知り、選ぶ意味

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──「Obakki」を通じて、どんなメッセージを届けたいですか?

 みなさんにお伝えしたいことは2つあります。1つは、ファッションは美しさだけでなく、そこに込められた物語をも装うものだということ。誰の手でどのように作られたのか、これを着ることで何に貢献できるのか、そんな視点で洋服を選んでみると世界が変わります。また2つ目は、どこに暮らそうが、人の幸せは世界共通であるということ。Bidi Bidiの女性たちが自らの手で働き、互いに支え合うことに喜びを見出すように、私たちの社会もそれを求めている。同じ気持ちがあれば、わかり合うことはできるはずです。SNSなどで世界と簡単につながれる時代だからこそ、民族や国境を超えて何かをシェアする豊かさを体験してほしいですね。「Obakki」がそのきっかけになれば、とても嬉しく思います。


伊勢丹新宿店でのポップアップイベントも盛況!
今回、トリーナさんが来日したのは、2019年3月6日から12日まで伊勢丹新宿店本館4階=センターパーク/ザ・ステージにて行われたポップアップイベント「Past Present Future」のため。過去から未来へ道を切り拓いていく持続可能な社会を見据え、サステイナブルという考えにファッションの視点からフォーカスしたものだった。残念ながら会期はすでに終了しているが、Bidi Bidiスカーフをはじめとする「Obakki」の一部のアイテムは、伊勢丹新宿店本館4階=ライフ&スタイルや三越伊勢丹オンラインストアにて継続展開されるので、ぜひチェックを!
Treana Peake
カナダ・バンクーバーを拠点に活動するファッションデザイナー。2005年に「Obakki」創業。サステイナビリティをコンセプトとするブランドは、世界各地のメディアやハリウッドセレブに注目され、2018年にはカナダのサステイナブル・ファッション・アワードを受賞。ファッションビジネスで培ったプロセスをチャリティ活動に活かすため、2009年「Obakki財団」を設立。国連とのパートナーシップのもと、カメルーン、南スーダン、ウガンダを中心に、井戸の設置や学校建設、教育支援、女性支援などに携わる。

Photos:Akinobu Saito(Portrait & Shop) Interview & Text:Shoko Mori Edit:Kao Tani