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 日本の伝統文化によって醸し続けられる国酒「日本酒」。移り変わる季節やシチュエーションに沿って、毎月厳選した3本を紹介する。第1回は、桜が咲き誇るこのシーズンに飲みたい「桜酵母」のお酒をセレクト。

 今の時期、酒販店や百貨店などの日本酒の冷蔵庫は、桜の花のごとく一面ピンク色になるほど多くの春限定酒がラインアップされている。そのなかでも今回は、お花見にぴったりなビジュアルも中身も桜尽くしの3本をご提案したい。桜の酵母で醸した日本酒は、春の食材をふんだんに使用した食事にも寄り添い、会話にも花を咲かせてくれるはず。

桜吹雪を連想させる「来福 純米生原酒 さくら」

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「来福 純米生原酒 さくら」720ml¥1,375

 桜にちなんだ日本酒のなかでも、認知度が高いアイテム。淡いピンク色のボトルに、桜柄のラベルとその姿からも春の訪れを感じさせてくれる。地元、茨城県産の酒米「五百万石」と東京農業大学短期大学で実際の花から抽出・分離培養された「さくらの花酵母」を使用。ふわっと広がる華やかな香りとフレッシュな飲み口が印象的だ。桜吹雪や春の霞(かすみ)をイメージしたような薄にごりなので、透明な酒器に注いで楽しんでいただきたい。

 来福酒造は、1716年(享保元)創業。茨城の酒蔵のなかでも古い歴史をもつ。お祝いの贈り物にも最適な縁起のいい名前は、「福や来む 笑う上戸の 門の松」の俳句に由来。現在の10代目当主・藤村俊文氏の代になり、積極的に多種類の花酵母を取り入れるようになった。2009年には、地元の筑波大学とコレボレーションした純米吟醸酒「桐の華」を発売。大学の校章「五三の桐」にちなみ、桐の花から採り出した酵母を使用している。


来福酒造
茨城県筑西市村田1626 TEL:0296-52-2448
http://www.raifuku.co.jp/