“御食国”の淡路島に思いを馳せる朝食「FUKIYOSE」

[画像のクリックで拡大表示]
「FUKIYOSE」の名前の通り、多種多彩な食材が盛り込まれた朝食メニュー。パンは、京都・松ヶ崎にある人気の「吉田パン工房」より取り寄せている。

 客室に運ばれ、美しく並べられる朝食も壮観だ。色とりどりの木の葉が風でひとところに吹きよせられた美しい風情を表す言葉「吹き寄せ」をイメージ。古来、和歌に詠まれ、絵に描かれ、着物の文様にまで用いられている日本ならではの美意識だ。食材は、淡路島をメインに使用しているが、ここにも物語がある。淡路島は、古事記・日本書紀にも紹介される「国生みの地」としても知られ、日本古代から平安時代にかけて京都の朝廷に食材を提供した“御食国”(みけつくに)のひとつでもある。
 盛り付ける器も、淡路島在住の作家が手がける「Awabi ware」と「樂久登窯(らくとがま)」が、「MOGANA」のために制作したオリジナル。カトラリーは、金沢を拠点に制作する竹俣勇壱さんによるもの。コーヒーは、京都の北大路堀川の「AMANO COFFEE ROASTERS」によるコラボレーション。部屋に置かれているものと、朝食時に提供されているものでは、ブレンドを変えている。

[画像のクリックで拡大表示]
深夜に小腹がすいた際にオーダーしたいお夜食メニュー「薬膳出汁掛け茶漬け」。好みのトッピングをのせていただくスタイルで、優しい出汁が身体に染み入る。

「MOGANA」では、美食が集まった京都での食事を楽しんでほしいと、基本的に夜の食事は提供していないが、ルームサービスは充実している。国際薬膳学院の監修による夜食メニューでは、薬膳と旬の食材、出汁を使ったお茶漬けや麺などを提供。部屋呑みセットでは、京都の地酒「蒼空」などと薬膳の観点から合わせた肴を用意する。