運動、入浴、食事……温める習慣は「毎日コツコツ」がポイント

 頭皮の冷えを解消するにはどうしたらよいのか。石原先生は、「頭皮の血行をよくするのももちろんいいけれど、同時に全身の血行促進を」とアドバイスする。

 頭皮を直接もみほぐしたり、パドルブラシでブラッシングしたりといったマッサージのほか、下記の方法を試してみてほしい。

全身の血行をよくするためのテクニック


●日常的に肩甲骨周りをほぐす運動を

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仕事のあいまなどに、肩甲骨周りの筋肉を動かす運動を取り入れよう。筋肉がほぐれるとともに血行促進効果がのぞめる。壁に向かって立ったままでする「壁腕立て伏せ」、大きくバンザイを10回繰り返す「バンザイ運動」などがオススメ。

●湯船にゆっくりつかる

入浴時は、15分以上、約40℃のお湯につかる習慣を。皮膚の表面にプツプツ汗が噴き出てきたら、芯まで温まった証拠。お湯はぬるすぎると湯冷めしやすく、逆に冷えてしまうので注意して。

●首と肩を温める習慣を

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首や肩のこりは、血行をよくするためにホットタオルなどで首や肩を温めよう。ぬれタオルを電子レンジで軽く温めてもよし、入浴時ならばバスタブのお湯を使ってもよし。電子レンジで温めて使う専用グッズも販売されている。

●体を温める食材を取り入れる

ショウガ、ネギ、タマネギ、シナモンなど、体を温めるといわれる食材を食事に取り入れよう。シナモンは漢方でも使われる生薬で、最近はとくに頭皮の血行改善に役立つことが指摘されている。

 その他、ウオーキングやジョギングなどの軽い運動を取り入れると、血行促進だけでなく、筋肉量が増えて代謝アップにもつながる。

 働き盛りは、体のケアをつい怠りがち。だが、多忙な日常に自身の体をむしばまれては本末転倒だ。ときには自分と向き合い、忙しい自分を手なずけられるような、あたたかで柔軟な体をつくっていきたい。

石原新菜先生
医師・イシハラクリニック副院長、
ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ講師。
石原新菜先生 1980年長崎県生まれ。現在は父・石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。冷え治療の専門家として知られる。著書に『オトナ女子の不調がみるみる改善する本』(徳間書店)、『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社/監修)など。
https://www.ninaishihara.com/

Text:Yue Arima Edit:Ayaha Yaguchi Illustration:micca

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