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まず印象的だったのは、メコン川は決して透明度の高い美しい川というわけではないけれど、その穏やかで雄大な流れの中で過ごしていると、流域で暮らす人たちの生活が自然と身近に感じられ、自分もその中に馴染んでいくような感覚になることだった。川岸にはセルフビルドのような小さな家が点在し、手漕ぎのボートなどから網や糸を投げて釣りをしている人々の姿が見える。普段の日本での生活から考えるとタイムスリップしたような世界へと、船が進むにつれていざなわれていく。

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そしてそんな中で過ごしているうち、自分の中の体内時計も徐々にゆっくりしたものに変わってくる。沿岸には大きな建物や明かりがないので、見事な夕日を遮るものは何もなく、その後に満天の星が広がっていくのを、初日から時間がたつのも忘れて眺めていた。

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ミシュランスターシェフ、デイビッド・トンプソン監修による食事も、アクア・メコンの大きな魅力のひとつだ。タイ料理で初めてミシュランを獲得し、2014年には「アジアのベストレストラン」でNo. 1の評価を受けた「ナーム」のオーナーシェフを務めた彼が考えた料理を、船上で毎食、楽しむことができる。「海外のクルーズ船の食事」というと、ステーキなど重くて単調な料理が続くイメージがあったので、野菜やスパイスを多用し変化に富んだアジア料理が毎食供されるのはうれしい誤算だった。

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初日のディナーは、エビの前菜に続き、ポメロとイカのチリソース風味のサラダ、メコン川でとれたというシーバスのフライ、空芯菜炒め、レッドチキンカレーとライス。デザートはジャックフルーツとカスタードのスウィーツや果物で、栄養のバランスも考えられた、ベトナムとタイ料理のいいところ取りのようなメニューだ。

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また食べ物だけでなく、ソフトドリンクやビール、白2種、赤2種、スパークリングのハウスワインも一日中無料で楽しめるのもうれしいところ。

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