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その後に続いたランチでも、クメール料理で多用されるココナッツと黒胡椒で味付けされたポークリブが出たほか、メコン川産のエビのグリル、蓮(はす)の茎とチキンのサラダが並んだ。
日本でもレンコン(蓮の肥大地下茎部分)は食べるが、ベトナムでは実をお茶にしたり、花や葉も茎もすべて食べるそう(さすが国花が蓮で、ベトナム航空のシンボルマークにもなっているだけある)。このように、その日に訪れている場所の名物料理を、その地域ならではの食材で、美味しくかつ安全に味わえるので、毎回の食事が本当に楽しい。

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国境を前に、午後はカンボジアの歴史講座が行われたほか、夜にはカンボジア内戦を描いた映画『キリング・フィールド』も上映されていた。そして見事な夕日の中で行われたサンセット・カクテルでは、カンボジアでは一般的だという昆虫食も! かなり大きな虫のフライが川エビなどと共に並んでいるので、これは何かと聞くと「タランチュラとコオロギ」だという。

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「21世紀の世界的な人口爆発に対応するためには昆虫食が注目」という話は聞いたことがあったし、私も日本の東北地方の秘湯でイナゴの素揚げや佃煮を食べたことはあったけれど、こちらのタランチュラやコオロギは、その何倍ものサイズがあるので、正直、口にするのはかなり抵抗があった(実際、食べないゲストもたくさんいた)。でも私はリポートを書くために来ているんだし……と気合を入れ、恐る恐るタランチュラの足をかじってみることに。
すると、エビの殻に蟹味噌の濃厚さを足したような味で、おつまみになりそうな味わいだった。でも親指よりも大きな、タランチュラの胴体部分は……どうしても食べることができなかった。実際に食べた人に聞くと「胴体は身がぎっしり詰まっていて、クリーミー」とのことで、タランチュラは栄養価も高く、サソリと並んで市場や屋台でも人気だという。

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この日のディナーでは、カンボジアの食事では必須だというスープ料理「サムロー」は、メコン川産の魚を、トマトの酸味とパイナップルの甘みで煮込んだもの。それにカンボジアの豆腐と生姜、わけぎの炒めものに、ブロッコリーと椎茸を炒めたもの、川エビのグリルなど、日本人にも馴染みやすいメニューが並んだ。

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次回の後編では、通常は大使館でのビザ手続きが必要なカンボジアへの入国が、水上でどのように行われるのか、また、カンボジアに入国後、さまざまな魅力を体感できるエクスカーションや、アクア・メコンの船内の施設について詳細にリポートする。

アクア・エクスペディションズ (インターナショナル・クルーズ・マーケティング)

Photos:Hiro Matsui Text & Edit:Mizuho Yonekawa

後編

クルーズ旅初体験! メコン川、驚きの美食と文化に触れる旅へ〈後編〉




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