タイで最もラグジュアリーなデスティネーションスパ、チバソム(関連記事:「世界一のデスティネーションスパ」で、心身の健康を手に入れる旅)。そのホリスティックで美味な食事は世界中にファンがおり、数々の賞を受賞している。そんなチバソムの厨房を率いるスーシェフ、シンチャイ・スィーヴィパが、ヘルシーでクリエイティブなウエルネス・キュイジーヌのレシピを毎月公開。白砂糖や化学調味料を使わない本場のデトックスメニューをマスターすれば、健康だけでなく幸福も手に入るはず。第28回は、インドやネパールの定番料理「ダル(豆の煮込み)」。抗酸化作用があり、冷え性も改善してくれるショウガと、低カロリーなのに栄養豊富なレンズ豆を使った、美容効果の高いメニューだ。

ショウガとレンズ豆のダル

GINGER LENTIL DHAL

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材料(1人分)

レンズ豆 50g、ベジタブルストック※1 200ml、ココナッツミルク 大さじ4、ほうれん草 10g

A:玉ねぎ 25g、コリアンダーの根 3g、ニンニク 5g、ショウガ 5g

B:カレーパウダー 小さじ1、ターメリック 小さじ1/2、クミン 小さじ1/2、ガラムマサラ 小さじ1/4、ニンジン(さいの目切り) 20g、サツマイモ(さいの目切り) 20g、トマト(さいの目切り) 20g

C:塩コショウ 少々、ライムジュース 大さじ1/2

飾り:コリアンダーの葉(みじん切り) 3g、ショウガ(みじん切り) 少々

※1 チバソム 野菜スープストック
水 1.5リットル、トマト 2個、白菜 小1/2個、セロリ 4本、わけぎ 4本、ニンジン 中1本、玉ねぎ 中1個、大根 小1本
すべて鍋に入れ、最低30分煮る。煮たスープを濾す。
★つくりたてを使うのが望ましいが、冷蔵庫で2~3日の保存が可能。

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作り方

1.レンズ豆を30分水に浸し、20分煮てお湯を切る。

2.Aをすべてみじん切りにして、少量のベジタブルストックとともに鍋に入れ、柔らかく香ばしくなるまで炒める。

3.2にBを加え、2~3分炒める。

4.3に1のレンズ豆と残りのベジタブルストックを加え、レンズ豆が柔らかくなるまで6~10分煮る。Cを入れて味をととのえる。

5.4にココナッツミルクを入れ、沸騰したらみじん切りにしたほうれん草を加え、煮えたら火を止める。

6.飾りのコリアンダーの葉とショウガを振りかけサーブする。

(1人あたりのカロリー99kcal、タンパク質3g、炭水化物13g、脂肪5g)

このメニューの食材の健康効果をチバソムが解説!

ほうれん草:抗炎症・抗酸化作用だけでなく、ビタミンAとC、葉酸などが免疫システムのはたらきを助ける。

サツマイモ、ニンジン:皮膚や粘膜の健康を保つベータカロテンを多く含む。

ニンニク:免疫細胞が細菌と戦うのを助ける。

ショウガ:抗炎症・抗酸化作用が高い。

ライム果汁:ビタミンCは抗酸化作用と免疫力を高める効果が高く、皮膚の健康を保つ。さらに腎臓結石を防ぎ、鉄の吸収を高める効果も。

コリアンダー:抗酸化物質を多く含む。

ターメリック(ウコン)強力な抗炎症成分であるクルクミンを含む。



この料理は低脂肪のヴィーガン食事療法としても、免疫システムを強化するのにも役に立つ。免疫システムでは、バクテリアやウイルス、その他の侵入者と戦うための抗体をつくる白血球のはたらきが重要だが、菜食主義者は非菜食主義者に比べて、ビタミンの摂取が多く脂肪の摂取量は少ないため、白血球のはたらきが活発であることが知られている。