番外編: 定番だけど侮れない! 行くべき価値がある2大スポット

最後に、「シアトル、観光」と検索すれば必ず上位にヒットする有名どころも、あえてご紹介。事前のリサーチで得ていた印象を上回る、ここでしか出合えない体験が待っていたからだ。
まず訪れたのは、スペースニードル。1962年の万国博覧会で建設されて以来、シアトルのシンボルといえる存在だ。2018年に大規模改修が完了したのだが、展望スペースが日本では味わえないスリルのあるつくりに生まれ変わっている(高所恐怖症の人はご注意を!)。最上階の展望デッキは、斜めにせり出したガラスの壁が足元から天井(といっても思い切りオープンエア)まで360度ぐるりと取り囲んでいる。同じく斜めになったガラスのベンチに座って壁に背中をつけると、自然と足が浮いて落ちていきそうな感覚に。さらにベンチに立ってガラスに体重を預けるという楽しみ方もあるのだが、これにはなかなか勇気がいった。そしてもうひとつ、ガラスの壁と壁の間に手が入るほどの隙間があるというのが、日本ではありえない設計で怖さを増幅してくれた。
展望デッキの下にある回転展望台「ザ・ルーペ」も、世界で唯一の回転ガラスフロアとなっている。立って見下ろすもよし、寝そべるもよし、SNS映えする写真が撮れることは間違いない。

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自然と都市が隣り合わせにあるシアトルを一望できるのも見ごたえがあるが、建築ラッシュ中のダウンタウンの様子も興味深い。Photos by Space Needle LLC/John Lok
Space Needle
400 Broad St., Seattle, WA 98109
TEL:206-905-2100
https://www.spaceneedle.com/

スペースニードルの隣にある「チフリー・ガーデン・アンド・ガラス」も、実物の迫力にひたすら圧倒される場所だ。シアトル出身の著名なガラス作家、デイル・チフリーさんの作品が世界でいちばん数多く集まっているのだが、ガラスとは思えないヴィヴィッドな色彩と有機的なカーブを描く造形美、ショーケースに入っていない大胆不敵な危うさ、驚くほどの大きさに、終始心を奪われてしまった。全体を引いて見るのも素晴らしいが、細部の繊細なつくりに目を凝らすと、新たな感動を得られるはずだ。
屋外のガーデンスペースも圧巻で、数々の作品が、無防備とも思えるほどあちこちに点在している。どうしてむき出しなのに大丈夫なのかと不思議になるが、スタッフが細心の注意を払ってケアしているという。

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館内は撮影自由。見る角度によって異なる美しさが迫りくるので、スマホを持つ手が止まらなくなる。個人的には、動画での撮影をおすすめしたい。
Chihuly Garden and Glass
305 Harrison St., Seattle, WA 98109
TEL:206-753-4940
https://www.chihulygardenandglass.com/
Photos by Chihuly Garden & Glass
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日本から直行便があり、またここから全米各地に飛ぶこともできるシアトル。ビジネス拠点のイメージが強い場所ではあるが、出張で訪れる人も、旅の経由地に考えている人も、ぜひ数日滞在してシアトル観光を楽しんでみてはどうだろう。

Text & Edit:Kao Tani Coordinate:Kyoko Matsuda Cooperate:Visit Seattle https://www.visitseattle.jp/