2. 実は、全米第2位のワイン生産地として成長中

アメリカでワインといえば「カリフォルニア・ワイン」がメジャーだが、近年、これに次ぐ全米第2位の生産量を誇る「ワシントン・ワイン」の注目度が高まっている。リーズナブルな価格帯ながらも質が高く、オーガニックワインにも精力的に取り組んでいることが特徴。気軽に楽しめるテーブルワインとして人気を集めているという。
なかでもシアトルのダウンタウンから車で約30分のウッディンビルは、ここ5~6年でワイナリーが急増しているホットなロケーションだ。900以上あるというワシントン州のワイナリーのうち120軒ほどがここに集まっているという。ただし、ブドウ畑はカスケード山脈を越えたコロンビア・ヴァレーなどにあるため、畑の姿はほとんど見えない。そのぶん、小さな地区にテイスティングルームやレストランが集まっているので、ワイナリーホッピングがしやすい場所といえるだろう。
私が訪れた「シャトー・サン・ミッシェル」は、ウッディンビルで最も歴史が長く、ウッディンビルを代表するワイナリー。15分程度の無料ツアー(試飲付き!)や5種類のワインテイスティング(15ドル)、ワインブレンディング(125ドル)などのプログラムが行われているほか、ロックやジャズの大御所も登場するというサマーコンサートも人気だ。ワインショップには、ここだけでしか購入できないシリアルナンバー入りの限定ボトルも多数あり、何を買おうか目移りしてしまう。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
〈左〉芝生が美しい庭では、カジュアルにピクニックを楽しむ人たちも。〈右〉敷地内には野生のクジャクが!
[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
〈左〉モダンなデザインのテイスティングバー。奥にはワインショップがある。〈右〉ワイナリーを代表するリースリングワイン「エロイカ」は、ほどよい苦みと甘さが絡み合う、すっきりとした味わい。
Chateau Ste. Michelle
14111 NE 145th St., Woodinville, WA 98072
TEL:425-488-1133
https://www.ste-michelle.com/
Photos by Chateau Ste. Michelle winery

ウッディンビルでの滞在におすすめは、2000年にオープンした「ウィローズ・ロッジ」だ。約100年前の木材を使用したというパシフィックノースウエストスタイルの建築は、高級感がありつつも居心地のいい温かさにあふれている。「シャトー・サン・ミッシェル」や多数のテイスティングルームが並ぶハリウッド地区にも近いので、ワイナリーホッピングの拠点にはぴったり。フロントに置いてある「テイスティング・マップ」(ウッディンビルのワイナリーのほか、ビールやワインの醸造所を記載)を片手に出かけたい。
快適さが考慮された客室は、いちばん小さい部屋でもキングベッドが備えられ、その広さに驚かされる。さらにうれしいのが、大きなバスタブがあること。身長166センチの私でも足を伸ばして入ることができ、深さもしっかりとある。肩までお湯につかれば、旅の疲れもワインの酔いも、やさしくほぐされていく。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
〈左〉天井が高く開放的なロビーでは、地元の人気コーヒーショップ「カフェ・フォンテ」のコーヒーを無料で提供。〈右〉客室内にはスイッチひとつで操作できる暖炉も。
WILLOWS LODGE
14580 NE 145th St, Woodinville, WA 98072
TEL:425-424-3900
https://www.willowslodge.com/

また、「ウィローズ・ロッジ」の隣にあるレストラン、「バーキング・フロッグ」も地元の人気店だ。自分たちの農園や近郊で栽培された野菜をふんだんに添えた料理は、ワインとのペアリングも最高。ソース類も重すぎず、全体的に軽やかな日本人好みの味つけだと感じた。
朝食では、スモークサーモンを挟んだエッグベネディクトや、自家製メープルシロップがミニボトルで付いてくるパンケーキが人気のメニュー。朝からしっかりと美食を楽しみたい。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
〈左〉肉厚のホタテがジューシーなグリルは、ココナッツカレー風味のソースがアクセント。〈右〉地元でとれたウズラをトリュフ風味のグリルに。ワイルドマッシュルームのリゾットと、たっぷりのルッコラを添えて。
Barking Frog
14580 NE 145th St, Woodinville, WA 98072
TEL:425-424-2999
https://www.willowslodge.com/barking_frog/

SHARE

  • sp-fb01
  • sp-tw01
  • sp-line01
Seattle_400

forrow us この記事をお伝えした
NikkeiLUXEをフォロー
して最新記事をチェック!

  • sp-fb02
  • sp-tw02
  • sp-in02