今や少々過熱気味といえるほどに、世界的な活況を呈しているアート業界。その中でも抜群のスケールと注目度を誇るのが、年3回行われている近・現代美術の祭典、アート・バーゼルである。直近の開催は2019年6月13日〜16日の4日間、スイスのバーゼルにて。アートとビューティ、サイエンスの融合をブランド理念として掲げ、もはや常連の出展者であるラ・プレリーの最新作を観に、会場内のVIP専用ラウンジを訪問した。

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 チューリッヒから車で90分、スイス北西部のバーゼルでアートフェアが行われるようになって早50年近く。世界有数の近・現代のアートショーに育ったアート・バーゼルは、今では晩秋にマイアミ、春に香港と、開催都市それぞれの特徴を反映しながら年に3回開催されている。毎度、会期中は世界中から美術関係者や蒐集家が訪れるが、広大なメッセ会場の中に特別な招待客しか入場を許されない一角がある。それがコレクターズラウンジだ。

 ラ・プレリーはアート・バーゼルと提携、2017年のアート・バーゼル以来、この特別なラウンジにその時々の新製品をイメージしたアート作品を展示している。このユニークな取り組みは、1978年のブランド創設以来、たとえばパッケージのコバルトブルーはフランスの芸術家ニキ・ド・サンファルの作品由来……といったような、アートと密接な関係にあり続けるブランドならでは。アートとサイエンスを、ビューティという共通言語で見事に融合させている。

 今回は8月に発売予定のアイセラム「SC アイエッセンス」が主役ということで、作品をつくるアーティストに与えられたテーマは「EYES IN FOCUS」。課題に取り組んだのは、スイス・ローザンヌ州立大学美術学校(ECAL)出身のアップカミングな3人の女性写真家。パートナーとして選ばれた彼女たちは、それぞれの得意なスタイルで作品を制作、完成したものの一部がラウンジ内のパビリオンにてお披露目された。

「EYES IN FOCUS」というテーマの設定について、ラ・プレリー グループのCMOグレッグ・プロドロミデス氏はこう語る。「私たちが何かに焦点を合わせるとき、それを“見つめ”ます。つまり“見つめる”とは、パワフルな感情の表れでもあります。デジタル時代になって、目もとの悩みを抱える女性が増えていますが、SC アイエッセンスによって見つめる力が復活し、強くなると、見た目の変化だけでなく世界についての新たな視座を獲得することにもつながります。アイエリアの製品は、きっとこれからも広く注目され続けるでしょう。若いユーザーにも、ケアの大切さを啓蒙していきたいですね」