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 次は「揉捻(じゅうねん)」という茶葉をもむ作業へ。よくもむことで茶葉の組織を壊し、ポリフェノールの一種であるカテキンを酸化させる。効率よく茶葉に傷をつけるためにキッチンペーパーにくるみ麺棒で潰していくのだが、水分が出るまで念入りに行うので、実はかなりの重労働だ。

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 だいたい潰し終わったら、いよいよ手もみだ。手のひらで茶葉を擦り合わせ、水分を抜くように力を入れてもみ、団子状にまとめていく。自然と集中し、無心になって作業をしていった。

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しっかりともみ込んだつもりだったが、「もみ込みが足りない」と講師からアドバイスが。全体的にもみ直してくれたが、ついさっき自分でもんでいたときには出なかった泡が茶葉から驚くほど出てくる。自分の非力を感じた。
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 もみ込みが終了したら、茶葉を25分ほど置いて発酵させる。茶葉の中で化学反応が起きる発酵は、紅茶の香りや色を決める重要なステップだ。

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 発酵を待っている間に、知覧心茶堂のお茶をいただくことに。ほのかな甘みが飲みやすいべにふうきの紅茶は、花粉症やアレルギーの症状を軽くする成分が含まれているそうで、花粉症の私は家に常備したいと思った。またイチゴや柚子のドライフルーツを入れると簡単にフレーバーティーにもなり、いろいろな味わいを楽しんだ。

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 おいしい紅茶を楽しんでいるうちに発酵が完了。次に、茶葉を乾燥させるため、フライパンで炒(い)っていく。弱火でゆっくり炒っていると、香ばしいお茶の香りが漂ってきた。いよいよ茶葉の完成に近づいてきたが、ここで油断せずにしっかり乾燥させることが大事とのことなので、念入りに水分を蒸発させる。

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完成した紅茶。お茶請けはコンフェクションのスティックケーキ。コンフェクションでは大人も楽しめるイベントを今後も定期的に開催する予定とのことなので、ホームページやFacebookを要チェックだ。

 完成した茶葉を密封袋に入れ、日付を書き入れれば自分だけのオリジナル紅茶の完成だ。早速、つくりたてのお茶をその場で飲んでみたが、しっかりと深い紅茶の味わいがして、自分がつくったのかと思うとおいしさもまた、いっそうだった。

 夢中になっていたら、あっというまに2時間がたっていた今回のワークショップ。知覧心茶堂でも販売している生の茶葉をお取り寄せすれば、家庭でも「My紅茶」がつくれるとわかったので、これを機に自宅で再チャレンジしてみる予定だ。発酵の度合いを変えれば、同じ茶葉から緑茶、ウーロン茶のバリエーションも楽しめるとのことなので、いろいろとトライしてみたい。

Qonfection
 
TEL:03-6721-0149
https://shop.qonfection.jp/

Text:Kana Otsuka Edit:Mizuho Yonekawa