社会も文化も過渡期であった、大正時代に思いを馳せる

ブラウス¥114,000 スカート¥209,000/ともにロシャス(オンワードグローバルファッション TEL:03-4512-6903) その他/本人私物
[画像のクリックで拡大表示]

「私は大正時代が一番好きです。いろいろなものが変わっていった過渡期で、文化が生まれた時代ですよね。西洋文化と日本文化の調和に惹かれます」(ユリアさん)

「キリスト教精神に基づいた女子教育の理念は、大正時代にも存在はしていましたが、当時の社会では認められにくいものでもありました。また、自由学園という校名が“フリーダム”という意味に取られがちで、校風を変えろと言われた時期もあったんです。でも、もと子は、家庭の中で切り盛りできる力をつけなさいという教育方針を貫きました。そこには、女性を社会の一員として自覚させるという意味もあり、とても現代的だったんです。今では当たり前の給食を始めたのも、もと子が最初ですし、とてもエネルギッシュな人だったようです」(吉川さん)

 帰国しなくてはならなかったため、ライトは明日館の完成を見ていないそうだが、「意にたがわず仕上がっているのではないでしょうか」(吉川さん)とのこと。建物は使ってこそ維持保存ができるという考えの、“動態保存”のモデルとしても著名な明日館。さまざまな光を感じに訪れたい。

自由学園 明日館
 
住所:東京都豊島区西池袋2-31-3
TEL:03-3971-7535
ホームページ:www.jiyu.jp
見学料:喫茶付き見学600円/見学のみ400円
開館時間:10:00〜16:00(15:30までの入館)
夜間見学日:毎月第3金曜日18:00〜21:00(20:30までの入館)
休日見学日:毎月1日程度10:00〜17:00(16:30までの入館)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始

Navigator:Mademoiselle YULIA Photos & Movie:Hiro Nagoya Text:Mika Koyanagi