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空から見た、フォーシーズンズリゾート フアラライ。併設するゴルフコースも溶岩に囲まれ、独自の景観が楽しめる。

 JALの直行便で、成田空港から7時間50分。ハワイ島に着いて車でしばらく走ると、「本当に大地が黒いんだな」と感じる。火山活動によって約60万年前に誕生したというハワイ島は、島の大部分が溶岩で成り立つ島。火山噴火で生まれたため「育つ動植物のほとんどは人間が島外から持ってきたもの」という珍しい島で、ここならではの休日を過ごした。

火山への畏怖と、その恩恵とともに生きる島

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リゾート内には自然そのままの池を再現したプールがあるフォーシーズンズリゾート フアラライ。穏やかな時間が流れる。

 ハワイ島というと、ニュースなどで見て「今、火山噴火で大変なことになっているのでは?」と思う人も多いかもしれない。でも、ハワイ島の通称が「ビッグアイランド」であることからもわかるとおり、その面積は広大で、今回、私が宿泊したフォーシーズンズリゾート フアラライのあるコナ コハラコーストから東部の火山地域までの距離は、約160km。東京から中央自動車道経由で富士山に行くくらい離れているのだ。昔からハワイ島では、火山から流れ出る溶岩を見学するツアーが人気だったし、キラウエア火山の噴火も1970年頃から定期的に続いていたので、実際に現地を訪れると観光客も多く、拍子抜けするほど「いつも通り」のリゾート時間が流れている。

 確かに今は防災措置として、以前は火口に徒歩で近づき、溶岩流が観察できたハワイ火山国立公園はクローズしているけれど、かわりに大人気なのがヘリコプターに乗ってハワイ島上空を一周するツアーだ。

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〈左〉この日、私たちが搭乗した「パラダイスヘリコプターズ」には佐藤さんというキャプテンがいて、日本語でハワイ島の歴史をくわしく解説してくれた。〈右〉上空から見ると、さまざまな色の溶岩が大地でグラデーションを描いているハワイ島。これは噴火の際の温度や成分の違い、経過した時間によるのだそう。
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ハワイ島最南端にあるグリーンサンドビーチ。ここはもともと火口だった場所が海に沈みこんで湾になったもので、ペリドットの原石が多く含まれているため、砂が緑色に見える。実際に訪れるには悪路を4WD車で長時間も進まなくてはいけないが、ビーチを歩くとキュッキュッと不思議な音がする「鳴き砂」だという。