手を掛けた一品料理を、厳選した各地の銘酒で一杯

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涼を感じる季節の一品料理「フルーツトマトのモロヘイヤソース」(¥800)。素材の旨みをダイレクトに感じる夏らしい爽やかさ。日本酒は、5勺¥600~、1合¥1,100~。

 一見、洋のテイストかと思う「フルーツトマトのモロヘイヤソース」は、口にすれば日本酒が恋しくなる和のテイストだ。茹でて細かく叩いたモロヘイヤに、蕎麦のもり汁を加えている。こういった季節感あふれる料理のほか、蕎麦屋ならではの定番も充実。3週間漬け込んだ「クリームチーズの粕味噌漬け」(¥700)や、5日間かけて炊いた「お通しにしん」(¥1,300)など、酒好きにはたまらない一品が並ぶ。単品のほか、前日までの予約で「夜のおまかせコース」(¥8,500)も用意する。

 日本酒は、定番銘柄に加えて季節ものを5種類ほどラインアップ。酒屋と相談し、料理との相性を重視して厳選している。定番で揃える「福田」は、長崎県福田酒造が醸す一本。今回、使用している対馬在来の蕎麦と同じ県なので、そうした合わせ方をするのも面白いだろう。1合のほか、5勺(90ml)での提供もしているので、ひとりで訪れても気になる銘柄をいろいろオーダーするのにもありがたい。使用する酒器は、独立に向けてご夫婦で集めてきたものだ。

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西麻布の喧騒を忘れるような白を基調としたモダンで落ち着いた空間。飲食店が集まるビルの2階で、8席のカウンターのほか、テーブル席が8席ある。

 2018年11月、六本木通りから一本入った場所にオープンした「蕎麦おさめ」。店内は、広々とした席の配置で、腰を据えてお酒と食事を楽しむことができる。カウンター席の後ろ側には、ガラス張りの蕎麦打ち場を備え、丁寧な仕事で日々提供する蕎麦を、製粉し打っている。共に働くのは妻の京子さん。若き夫婦が、二人三脚で在来蕎麦の魅力を伝えてくれる。場所柄、深夜まで営業しているのも重宝する。飲んだ締めにラーメンではなく、珠玉の蕎麦というのも粋だろう。日ごろ食べている蕎麦とは異なる在来蕎麦を、ぜひご体験いただきたい。

蕎麦おさめ
住所:東京都港区西麻布 1-7-2 アデッソ西麻布 2F
TEL:TEL:03-5775-1636
営業時間:18:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:日曜、祝日、土曜は不定休
ホームページ::http://soba-osame.com/
※価格はすべて税別

Photos:Shinsuke Matsukawa Text:Yui Togawa Edit:Mizuho Yonekawa

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