京都の一大アートイベント、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が今年も開催される。今回の見どころと、特に注目したいアーティストをご紹介。

片山真理「home again」
嶋臺(しまだい)ギャラリー
先天性の四肢疾患により9歳で両足を切断することを自ら選んだ片山は、細密な手縫いのオブジェに囲まれ、装飾を施した義足を装着したセルフポートレイトを通して、彼女と世界との関わりを表現してきた。自身の輪郭と他者の振る舞いをなぞるその作品世界は、過去から現在、未来へと地続きでつながっていく。
《bystander #016》2016年 © Mari Katayama
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「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、日本では数少ない写真表現に特化した芸術祭として2013年にスタートし、今年で第8回を迎える。世界中の人々の憧憬を集める文化都市・京都を舞台に開催されてきたこのフェスティバルは、国内外の重要な写真家の作品や貴重な写真コレクションが、普段はなかなか足を踏み入れることのかなわない歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間で展示されることでも知られている。今年KYOTOGRAPHIEがオープンするパーマネントスペース「DELTA」など、11カ所の新しい会場が設けられ、京都市内14カ所で展開される予定だ。