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日ごとに秋めいてくるこの時季。旬の食材が続々と登場するなか、日本人なら「新米」は外せないはず。そこで今回は「心米」「米ル」という店名からもわかる通り、お米に強いこだわりをもつ2店をご紹介。お米の品種もいくつも厳選しているので、それぞれのお米の個性をじっくりと味わってみてはいかがだろうか。

心米
身体が喜ぶ、10品種の自然栽培米をセレクト

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「土鍋炊きごはん 白米」1人前(0.8合)¥700。土鍋は耐熱性に優れた分厚い萬古焼。硬度58~59のミネラル分が豊富な山形県の天然名水、出羽三山を使用している。

 白金の「心米」(こころまい)では、自然栽培で育てられたお米のみを厳選している。農薬や肥料を使わずに育てられたたくましいお米は、過剰な甘みがなく滋味深い味わい。それでいて後味が軽やかなのが特徴だ。常時10品種をラインアップしており、1人前が0.8合からオーダーできるので、ふたりで訪れて3品種ほどオーダーし、食べ比べをする人も多いそう。

 玄米で仕入れたお米は、ポテンシャルを最大限に引き出せるよう、低負荷で5度精米している。粒を傷つけず、絶妙な削り加減を調整することで味わいを損なわない。お米を研いだ後、浸水させた状態で6時間保存するのがこちらのこだわりだ。

 新米は、京都府南丹市のコバタケファームの「京都旭1号」や、島根県出雲市の渡部さんが作る天日乾燥自然農法「特選仁多米」などの10種類が、10月以降に登場予定。天日干し乾燥などのため、一般的に流通しているものよりも出荷が遅く、11月末まで提供予定だ。コバタケファームは非常に人気が高く、年間契約をしていないと入荷できないお米。「京都旭1号」は100年前に誕生した在来種で、コシヒカリやあきたこまちなどの品種の祖先にあたる。メニューには詳しい解説が書かれているので、ぜひチェックしてほしい。

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店主の吉田政紀氏。1975年、埼玉県生まれ。「お肉料理などの主菜はもちろん、明太子やじゃこなどのご飯のお供も用意していますので、たくさんお代わりしてください」。

「自然栽培に触れてから世界観が変わりました。自然体のお米をいただけるのは、農家さんの大変な努力があってこそ。そういった感謝の気持ちや食文化をお客様と共有しながら、ご飯を提供していきたいと考えています」と語るのは、店主の吉田政紀さん。炊き立てのご飯はもちろん美味しいが、自然農法のお米は冷めるとより個性が際立つという。食べきれなかったご飯は、塩むすびにしてもらって持ち帰りができるほか、最初からお土産用も注文する人もいるという。

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