法然を身近に感じられる、知恩院発祥の地、勢至堂

 御影堂の裏の智恵の道から108段の参道階段を進んでいくと勢至堂(せいしどう)、さらに階段を上ると法然の御廟(ごびょう)に至ります。

勢至堂は、知恩院の中で現存する最古の建造物。当初は法然上人像であったが、御影堂の新築により、以降は勢至菩薩像が祀られている。
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 勢至堂の周辺は、知恩院の中でもひと際気高い空気が流れているような気がします。
 現在の勢至堂は1530年に再建されたものですが、この地にはかつて法然の住居だった大谷禅房があり、法然はそこで臨終を迎えたとされています。亡くなる前には紫雲が現れたという言い伝えも。
 また大鐘楼も知恩院の名所の一つです。京都の方広寺、奈良の東大寺と並んで日本三大梵鐘に挙げられる大鐘は、あのアインシュタインが来日した際に、音の実験を行ったことでも知られています。

NHK「ゆく年くる年」などでお馴染み。罪障消滅と世の安穏を祈りながら17人の僧侶が力を合わせて撞く。独特な様式による鐘撞きは、知恩院ならではのもの。
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 鐘撞きは、除夜の鐘ためし撞き(12月27日)、大晦日、御忌大会(ぎょきだいえ、4月)に行われます。
 五臓六腑にまで響き渡るダイナミックな鐘声は、もやもやした思いや煩悩を払い除けてくれることでしょう。
 機会があれば、直接体感していただきたいと思います。

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