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Åreという店名は、スウェーデンにあるスキーリゾートの名が由来。入り口のロゴには、「食」という面で若きクリエイターたちをサポートしたいと思いから「with co-lab」の一文が添えられている。
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Are店長・玉利美帆さん

 ヤマモト氏がÅreのメニューづくりでヒントを得たのは、出身地である名古屋の喫茶店文化だ。「渋谷の街の真ん中にあっても、老若男女がホッと安心できる場所でありたい。こうした思いから、名古屋の喫茶店メニューを取り入れようと考えたそうです」(店長・玉利美帆さん)

 モーニングとして厚切り小倉バタートースト、和定食があったり、ランチメに定食、パスタ、カレー、オムレツがあったりと、メニューのそこここに喫茶店の雰囲気が。コーヒーも昔ながらの深入りにこだわっている。

プリンと旬のフルーツがひしめくノスタルジックな宝石箱

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季節のフルーツを贅沢に使った「プリン・ア・ラ・モード」(¥980)。生クリームは控えめな甘さ。

 サーブされた瞬間、心の温度がぐんと上がる。昔ながらのプリンにホイップクリームとチェリー、大きくカットされた旬のフルーツ。まるで、少女時代に憧れた宝石箱のようだ。

 とはいえ、味は抜かりのない本格派。直径6センチほどのプリンは、スプーンですくっても崩れないかためのテクスチャ。つるんと口当たりがよく、柔らかな卵の甘みとバニラの香りが口の中で優しくほどけていく。癒やされる、懐かしい味わいだ。

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プリンやフルーツ、キャラメルと合わせれば、互いの味を引き立て合う。トップのチェリーは“あえて”の缶詰。

 フルーツは食べ応えがあり、旬のうまみを存分に楽しめる。「毎日、旬の国産フルーツを何種類かチョイスしています。例えば夏は柑橘系が豊富で、秋になるといちじくやぶどう、プラムなどに変化していく。色味もビタミンカラーからシックな雰囲気になります」(玉利さん)。