プリン・ア・ラ・モードは不思議なデザートだ。サーブされた瞬間のわくわくとドキドキ、そして記憶の扉が開くような懐かしさ。カラフルでちょっとノスタルジックな大人のスウィーツ探訪記。第2回は、都会の真ん中で日常を彩るサンクチュアリへ。

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渋谷の街で、老若男女の生活に溶け込む“喫茶店”を

 日本を代表する流行の発信地、渋谷。100年に一度といわれる再開発で大きく変容するこの街で、2017年4月に誕生したのが「SHIBUYA CAST.(シブヤ キャスト)」だ。場所は、かつての「宮下町アパート」跡地。渋谷、原宿、青山を結ぶ、カルチャーの交差点である。

 クリエイターが集まり、交流する場としてつくられたSHIBUYA CAST.キャットストリートに面した表の広場は昼夜を問わず賑わうが、裏手に回ると打って変わった静けさに包まれる。そのなかにあるのが、カフェ「Åre(オーレ)」だ。

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上階にオフィスと住居、下階には飲食店やショップ、多目的スペースなどが入るSHIBUYA CAST.その中で、クリエイターの交流の場となっているのがカフェ「Åre」とシェアオフィス「co-lab」だ。
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木目と白、ブルーグレーを基調にしたクリーンな店内デザイン。
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天井まで続く窓から注ぐ陽光と、店内のあちこちに配置されたグリーン。開放的で気持ちのいい空間だ。

 Åreを手がけるのは、ビストロ「cuisine et vin aruru(キュイジーヌ エ ヴァン アルル)」やベトナム料理店「ヨヨナム」などを展開するpuhula(プフラ)。オーナーのヤマモトタロヲ氏は「お客さまは家族」という理念のもと、地域の人々に生活の中で求められる味、店舗づくりを心がけているという。