翼を広げ、めくるめく楽園の彼方へ

「初めてコロマンデル屏風を目にした時、私は叫んだ。なんて美しいの!と」。マドモアゼルをそう熱狂させた最初の屏風は、当時の恋人アーサー・エドワード・“ボーイ”・カペルとともに1910年代に見いだした品。ある時期には32双以上もの屏風を所有し、どんな地に移り住もうとも、漆塗りの屏風は彼女のそばにあった。かつてマドモアゼルのエモーションを掻き立てた、屏風に飾られたアニマルモチーフが、宝石に姿を変えて見る者の心を揺り動かす。10カラットを超えるペアシェイプ ダイヤモンドの周囲を取り囲むのは、今にも飛び立ちそうな鳥たち。屏風に描かれていたのと同様に、その姿は躍動感に満ち、デフォルメされた幾何学的な花とともにアシンメトリーなバランス美を構築する。左のリングのセンターでは、13.24カラットを誇る深みのあるイエローダイヤモンドが鮮烈なオーラを放って。「プレスィユ アンヴォル」リング右(WG×ダイヤモンド)¥196,500,000(参考価格)、左(WG×ファンシー ブラウニッシュ グリーニッシュ イエローダイヤモンド×ダイヤモンド×ファンシーイエローダイヤモンド)¥66,250,000(参考価格)/ともにシャネル
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凛としてたおやかな色彩のコンポジション

今もパリのカンボン通りに残るマドモアゼルのアパルトマン。そこに足を踏み入れると、コロマンデル屏風のモチーフの美しさもさることながら、その鮮やかな色使いに心奪われる。闇夜に浮かび上がるように神秘的に輝く、屏風に描かれた春の色彩を、瑞々しいストーンで表現した唯一無二のマスターピース。30.55カラットのツァボライトと、グリーントルマリンビーズの連なりがオプティミスティックな光彩を解き放つ。オフセンターにセットしたパネル風の装飾には抽象的な花モチーフが施され、屏風の幾何学的構造を想起させるエレメントに。「エヴォカスィヨン フロラル」ネックレス(WG×グリーントルマリン×ピンクサファイア×ツァボライト×ダイヤモンド、世界1点限定)¥81,975,000(参考価格)/シャネル
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