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〈左〉地下のカーヴには、熟成中のシャンパーニュが整然と並ぶ。〈右〉最後はこちらでテイスティング。左手前に見えるのがピュピトルで澱下げ中のシャンパーニュ。

ヴァンサン:(地下に移動して)このピュピトル(澱下げ台)のシャンパーニュは、ちょうど「コム・オートルフォワ」です。最良区画のブドウのみを使った最高級のキュヴェで、これは2004年のミレジメです。この年の割合は、ムニエ55%、シャルドネ30%、ピノ・ノワール15%。

明日香:香りのボリュームがすごいですね! 先ほどのディ・ヴァン・セクレはハチミツの香りがすると言いましたが、これはそれがもっと濃縮して香ばしさが加わった、べっこう飴のような香り。なんだか懐かしいような、ずっとかいでいたい香りですね。
 味わいは、なんともまろやか。14年も瓶内熟成されていたので、泡はきれいに溶け込んでいて、本当においしい熟成した白ワインを飲んでいるみたいな感じ。味わいに“伝統の重厚感”みたいなものが含まれていますね。

ヴァンサン:こんなに感動しながら飲んでもらって、素直にうれしいです。造り手としては、さらによいシャンパーニュを造ろうという気持ちになります。明日香さん、今日はありがとう!

明日香:こちらこそ、いろいろ貴重な体験もさせていただき、希少なシャンパーニュもテイスティングさせてもらって、本当にありがとうございました!

Photos: Yuji Ono Text: Asuka Sugiyama Editor: Kaori Shimura

前編

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