気象病は自律神経の乱れから引き起こされる

 なぜ気圧の変化が不調を呼ぶのか。気象病研究者で医学博士の舟久保恵美先生は、こう解説する。

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「気圧が変化すると、耳の奥にある内耳の気圧センサーがそれを感知し、脳に情報を送ります。すると脳は、気圧の変化に体を順応させようと、自律神経を刺激するのです。ただし、センサーが敏感になっていると、脳に過剰な情報が伝わり、過度な刺激が自律神経を乱してしまう。よって、不調が起きてしまうのです」(舟久保先生)

 自律神経は、交感神経と副交感神経からなる。交感神経への刺激が多い場合は、痛みやイライラ、めまいなどにつながり、副交感神経の場合は眠気やだるさにつながるという。

 女性が気象病の症状を感じやすいのは、日々ホルモンバランスが変化しているせいだ。女性ホルモンは自律神経に影響しがちなため、女性には頭痛持ちが多く、気圧の変化によって悪化するかたちで症状が出やすい。

 また、気圧だけでなく気温や湿度、あるいは生来の体質で自律神経が乱れやすい人もいるそうだ。生活習慣によっても不調の出やすさは変わってくる。

気象病になりやすい人の特徴

・乗り物酔いをしやすい

・頭痛持ち

・学生時代、全校集会などで倒れがちだった

・寝た状態から急に起き上がるとめまいがする

・冷え性

・昼夜逆転の生活を送っている

・生活のリズムが不規則

・睡眠不足

・飛行機や新幹線での移動が多い

・長時間のデスクワーク

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