午前中は「ドーシャ診断」とアーユルヴェーダ トリートメントで体をメンテナンス。

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スリランカではドクターや教師は民族衣装のサリーを制服として着るのが公的だそうで、毎日、アーユピヤサの女性ドクターたちが、美しい柄や色を思い思いに着こなしている姿を見るのも楽しみに。

 朝食後に少しのんびりしたら、9時から11時の間にゲストごとに順次、午前中のトリートメントがスタートする。1日目はまずドクター(上写真左)による脈拍や身長、体重のチェックの後、5ページほどの問診票に記入して、体質(アーユルヴェーダでいうドーシャ)を確認する。質問内容は日ごろの生活習慣や悩み、性格の傾向などベーシックなもので、英語とともに日本語も併記されているので安心だ。 ドーシャにはヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(土)の3種があるが、私は一番ピッタが多く、次いでカパという日本人女性には珍しいタイプだった(乾燥と冷えを象徴するヴァータが圧倒的に多いのだそう)。この結果をもとにさまざまなアドバイスがなされ、トリートメントメニューも決められていく。

 その後、スパの個室に移ると、ヘッドマッサージ(シロ アビヤンガ)とボディマッサージ(シャリラ アビヤンガ)が行われた。ヘッドマッサージでは、頭皮はもちろん耳まわり、そして髪の毛自体まで丁寧にオイルトリートメントされていく。耳の中までしっかりほぐされ、コリが流れていくと頭がスッキリしてとても気持ちいい。そしてオイルをボディ用に替えて、背面から前面、指先から足の先まで、繊細なタッチでくまなくハンドマッサージが続く。

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スチームサウナは木製で、薪を焚いててつくった水蒸気をパイプで通すという、電気を使わないシステム。

 その後、10分間ほどハーブのスチームサウナへ。敷地内でとれるという薬草を敷いた木製サウナに横たわっていると、徐々に汗が出てきて、全身がすっきり軽くなる。とてもデトックス効果が高く、ダイエットにもいいそう(でもスリランカではふくよかな女性が美しいとされてきたそうで、ダイエットには皆、あまり興味がなさそうだった)。

 翌日の午前中のマッサージで私が受けたメニューは、シロ アビヤンガで頭皮から肩にかけてしっかりほぐしてもらうまでは同じだったが、全身マッサージでは、オイルにハーバルパウダーを混ぜたスクラブを使用。その後、温めたオイルを脱脂綿に浸し、肩や背中など気になる部分をパックするという施術を受けた(ピチュ)。ハーブの成分が浸透したら、シャワーでスクラブを流して、全身を優しくオイルマッサージする、シャリラ アビヤンガが再び行われる。

 こうして朝から体のこわばりが流され、全身の肌がスクラブやオイルで柔らかくなり、マッサージ中だけでなくヨガでも「リラックスしましょう」と言われ続けて過ごすと、日常生活で、つい奥歯や肩に力が入ってしまうという悪い癖が抜けてくる。そして、なんだか体の輪郭がぼやけていくような浮遊感、体全体が軽やかになるような感覚が出てきた。

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〈左〉滞在中は皆、このバティックを着て過ごすことが多いので、持参する着替えが最小限で済むのもいい。またアーユピヤサでは物販もなくチップも不要なので、お財布もいらない。〈右〉「コリアンダーを炒ったお茶はとても体にいいので、日本に帰ってもぜひ飲んで」とドクターにアドバイスされたけれど、こんなに濃度の高いお茶はなかなか日本では見当たらない。

 マッサージが終わったら、オイルはそのまま肌に残すよう言われ、バティックでつくられたワンピースと、着物風のベージュの上着に着替え、のんびりお茶をいただく。毎回、マッサージの後に出されるお茶はコリアンダーとジンジャー、ガーリックをブレンドしたもので、マッサージ後にも体中の巡りがアップしていくのを感じる。

 その後、11時から12時までは自由な時間。トリートメント後の少しぼんやりした状態で、敷地内の緑を見渡すベンチに座り、ただただのんびり過ごすのも至福の瞬間だ。

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