1日の終わりに20分程度の楽しみを

 最後は、「レクリエーション」だ。レクリエーションとは、文字通り“再び創造する”こと。ストレスを受けた日こそ、その日のうちに再び心を立て直す習慣を身につけておこう。

「あまり知られていませんが、たった一瞬、何かに夢中になれたら、その日のストレスくらいは溶かしてしまえるのです。そこで、1日の終わりに20分程度でできる、気晴らしの方法を用意しましょう。準備と片付けが簡単で、お金がかからず、気軽にできることがいいですね。いくつかメニューをそろえておいて、気分に合うものを選ぶと楽しいですよ」(古賀先生)

 たとえば、ペディキュアを塗るもよし、ウクレレやハーモニカなどの気軽な楽器を弾くもよし。塗り絵や折り紙をしたり、アロマをブレンドしたり、読書をしたりするのもいい。コーヒーが好きならば、豆から挽(ひ)いてみて。グアテマラやブルーマウンテンの香りには、リラックス効果が見込めるという。

「一番よくないのは、帰宅してすぐに翌日の仕事に備えて寝てしまうような生活です。3Rをうまく取り入れて、その日のストレスはその日のうちに解消すること。これを心がけていけば、過緊張の状態からすんなり抜け出せるはずですよ」(古賀先生)

 過緊張が適度な緊張に変われば、しめたもの。ほどよい緊張感は頭をクリアにし、壁を乗り越えるパワーだって与えてくれる。せっかくの人生、緊張感をうまくコントロールして自分らしく舵を切っていきたい。

古賀良彦先生
古賀良彦先生 うつ病、睡眠障害、統合失調症治療・研究のエキスパートとして、日本ブレインヘルス協会理事長、日本催眠学会理事長、日本薬物脳波学会副理事長などの要職を務めている。『古賀良彦教授の脳力アップ1週間プログラム』『睡眠と脳の科学』『週末うつ なぜ休みになると体調を崩すのか』など著書多数。

Text:Yue Arima Edit:Ayaha Yaguchi Illustration:micca

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