2017年11月25日から六本木ヒルズ展望台 東京シティビューで約1カ月にわたり開催された「ブルガリ セルペンティフォーム アート ジュエリー デザイン」展の模様より。

 マーケティングのノウハウに長け、アートや社会貢献などの重要性にも深い理解を示すババンさん。今回の「ブルガリ セルペンティフォーム」展は、ブランドの拠点であるローマで2016年にスタートし、今夏のシンガポールに続き、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューで11月25日から1カ月間開催された。

「イタリア語でヘビの意味を持つセルペンティは、ブルガリにとってパワフルなシンボル。知性や誘惑、官能、生命力、変容などを象徴するもので、エジプトで出土した世界初のジュエリーといわれる3000年前の装飾具にもヘビがデザインされています。世界各地の伝説や神話などを紐解きながら、ブルガリのデザイナーと職人がセルペンティを再解釈し、コンテンポラリーな商品に作り上げるとともに、ブランドのアイコンとして確立してきました」

 ブレスレット、リング、ネックレスなどはもちろん、日本の旗艦店であるブルガリ 銀座タワーの外壁にも大きくデザインされるなど、ブランドの大胆さや創造性を表現し、存在感を発揮している。

「またブルガリのクリエーションにとって、アートはとても重要な要素です。そこで、今回の展覧会では、世界中のヘビにまつわるジュエリーやデザイン、アート作品を集めました。絵画、写真、家具、オブジェなどをブルガリの特別なジュエリーとともに展示することで、いかにヘビが人々の創造性を刺激するかを知っていただくとともに、オープンマインドでセルペンティに触れ、ブランドの世界観を感じ取っていただきたかったのです」

 一方の「ブルガリ アウローラ アワード」は、才能と創造性に輝き、多くの人々にインスピレーションを与える日本の女性たちの功績や活動にスポットライトを当て、その生き方を讃えて賞を贈るもの。ローマ神話の「アウローラ(曙の女神)」にちなんで名づけられた。2016年からスタートし、今年は大竹しのぶ、小池百合子、蜷川実花、河瀨直美、菅原小春ら10人を選出。11月23日には授賞式とセレモニーを六本木ヒルズで行った。

「ジュエリーをはじめとする私たちのモノづくりにおいて、フェミニニティは欠かせないものであり、創造性を高める大切な存在。独創性や向上心、革新性といった現代の女性の精神を、伝統的な女性の美と照らし合わせながら、クリエーションを行ってきました。クリエイティブ ディレクターも女性ですし、ジェンダー・イコーリティ(男女共同参画)を推進していきたいと考えています。特に日本には、献身的で創造性にあふれ、勇敢で、革新を望み、自ら信じる価値に情熱を注ぐ素晴らしい女性がたくさんいます。そこで、日本のすべての女性にインスピレーションを提供し、真の輝きを手にしていただくとともに、才能あふれる女性たちを応援したいと考え、賞を設けました。輝きの連鎖により、性別に関係なく女性が活躍できる社会を実現するためのメセナとして、役割を担っていきたいと考えています」