なぜインド洋の南の島で“サケ”人気? 現地で徹底取材

 この世のものとは思えないほど美しい海で知られるインド洋の楽園、モルディブ。地域別に見るとヨーロッパからの観光客が一番多く(国別では中国が1位)、ハネムーナーに人気とはいえ日本人渡航者は年間約4万人、国別で8番目前後だというのに、この国のリゾートで実は現在、和食レストランが次々につくられているという。これは日本人にむけてというより、欧米のゲストたちの健康志向の高まりにともない、ヘルシーな和食へのニーズが高まっていることが大きいという。

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 もともとインド洋といえばマグロやカツオが有名で、伊勢海老やサワラなど日本では高級なシーフードが豊富にとれる地域。これらの新鮮な食材を使った寿司や刺し身が数多くの島のリゾートで楽しめるようになってきている。なかでも2018年の「ワールド ラグジュアリー レストラン アワード」で「インド洋におけるベスト ジャパニーズ レストラン」と「モルディブのベスト ウォーターサイド レストラン」をW受賞したアミラフシの「Feeling Koi(フィーリング コイ)」は、本格的な和食だけでなく、気軽に楽しめる「IZAKAYA STYLE」が人気の、一歩先を行く和食レストランだ。

1.蔵元と日本酒ソムリエが現地で教育する「酒サムライ」活動

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フヴァフェンフシにオープンした「Feeling Koi」で、オリジナルボトルを手にする夢心酒造の11代目、東海林伸夫さん。

「Feeling Koi」は、バア環礁のアミラフシのほか、2018年には北マーレ環礁にあるフヴァフェンフシにもオープン。2つのラグジュアリーな姉妹リゾートを代表するシグニチャーレストランとして人気を集めている。

 そして、和食とともに注目度が高まっているのが日本酒だ。まだレストランのスタッフたちの理解も十分に深まってはいないなか、日本酒の魅力について知ってもらおうと蔵元自らモルディブに赴き、その美味しさを知ってもらう活動が行われた。