北海道初心者でも気軽に行けるアクセスのよさ

 ルスツリゾートといえば、北海道有数のウインタースポーツの聖地……だそうなのだが、スキーにもスノーボードにも縁がない私にとっては、正直なところ初耳の場所。しかし、ここの魅力は極上のパウダースノーが待つゲレンデだけではないらしい。しかも、新千歳空港や札幌からホテルへの送迎バスがあるというから、北海道初心者の私でも、迷わず労せずたどりつけそうだ。ということで、夏季ならではの滞在を体験しにウェスティン ルスツリゾートへと旅立った。

 新千歳空港から宿泊者専用バスで向かう道中、30分もすると大自然のただ中へと突入する。山間の道を進みながら目にする景色は、本州のものとは圧倒的に違う広さや大きさ。ひたすら続く色鮮やかで清々しい緑と、時折現れる谷川や小川の涼やかな流水は、同じようでいて少しずつ異なる表情を見せるからか、不思議とまったく飽きることがない。朽ちた倒木でさえも、自然のアートに見えてくるから面白い。

 道路脇に生えている大きなフキの葉を目にして、「そういえばコロボックルの傘はこれだったな」と思い出したり、キツネやクマのシルエットが描かれた道路標識に北海道らしさを感じたり。そうこうしているうちに、気がつけばウェスティン ルスツリゾートに到着していた。

開放的な空間で、ゆったりと心が解きほぐされる

 冬にはパウダースノーで覆われるゲレンデや、北海道最大級の遊園地を擁するルスツリゾートに隣接してウェスティン ルスツリゾートは立っている。エントランスから中に入ると、大きな天窓から光がたっぷりと差し込む、吹き抜けのロビーラウンジが。ここにはオールデイダイニングの「アトリウム」もあり、美しい景色を眺めながら食事や喫茶が楽しめる。夜になるとメニューに加わる、ヤマワサビやジンジャーといった季節の素材、自家製リキュールやハーブ、スパイス、フレッシュジュースなどを使った、オリジナルカクテルも注目だ。

 ロビーラウンジ同様、部屋にも光がふんだんに採り入れられている。全室メゾネットスタイルなので、私が宿泊した2シングルベッドのトラディショナルルームも、1階がシンク付きカウンタースペースもあるリビングルーム&バストイレ、2階がベッドルームと分かれていた。広さは約80㎡、窓からの眺望も素晴らしく、一人で滞在するにはもったいないほどに贅沢な空間だ。

 ウェスティンブランドといえば、旅先であってもゲストに健康的でよりよい滞在を提供する「ウェスティン・ウェルビーイング」を掲げており、昨年、そのアンバサダー的役割を担うアドボケートにモデルのSHIHOさんを迎えた。ウェスティン ルスツリゾートでは、SHIHOさんがお気に入りだというひよこ豆のペーストを使ったランチメニュー「ルスツ野菜とひよこ豆のサンドイッチ」を、期間限定で提供。まろやかなペーストと新鮮な地元産の野菜を使った味わいは、まさにヘルシー! ボリューム感があるので、食べ応えも十分だった。

 このサンドイッチのように健康的な食生活を叶える「イートウェル」のほか、快適な眠りの「スリープウェル」、休日ならではの遊びを満喫できる「プレイウェル」、五感を癒やす「フィールウェル」、爽快なエクササイズの「ムーヴウェル」、ビジネス環境をサポートする「ワークウェル」という6つの柱で、ウェルビーイングなサービスが提供されている。

夏のルスツリゾートはアクティビティ天国!

 ウェスティン ルスツリゾートのラグジュアリーでゆったりとした空間を満喫したら、モノレール(約5分)で結ばれているルスツリゾートホテル&コンベンションへ。ここではラフティングや乗馬、マウンテンバイクツーリングのようなアウトドアメニューはもちろん、アイスクリーム作りやキャンドルクラフトのようなインドアメニューなどバリエーション豊富なアクティビティが用意されている。(詳しくは、https://rusutsu.co.jp/activity

 今回私が体験したのは、約3分間の気軽なヘリコプター遊覧飛行と、アップダウンのある森の中を散策する乗馬。また、2018年10月27日まで行われている期間限定のプロジェクションマッピングも観覧した。このプロジェクションマッピングは、ガラス面に投影することで屋外からはもちろん、屋内でも観ることができるという珍しいスタイル。アイヌ神話をテーマとした幻想的な映像が、外と中でまったく違う見え方をすることに驚かされた。

 朝は少し早起きして、ルスツリゾートホテル&コンベンションからゴンドラで橇負山(そりおいやま)の頂上にある羊蹄パノラマテラスへ。ウッドデッキに並んだ椅子に腰かけて羊蹄山を眺めたり、名物の「幸せの鐘」を鳴らしてみたり。テラスから少し離れた場所には広々とした草地が広がっているので、ヨガマットを持参して羊蹄山のパワーを感じながらのヨガというのもいいのでは?

 北海道らしい大自然と、ウェスティンブランドの高級感の両方を欲張ることができるウェスティン ルスツリゾート。さまざまな「ウェルビーイング」を経験できる旅は、訪れる人それぞれの心と体を満たしてくれるに違いない。

ウェスティン ルスツリゾート
住所:北海道虻田郡留寿都村字泉川133
TEL:0136-46-2111(代表)

Text & Edit:Kao Tani