2015年に惜しまれつつ本館を閉館し、解体・新築工事に入ったホテルオークラ東京。2019年9月に「The Okura Tokyo(オークラ東京)」として新たに開業する、その詳細が明らかになった。

COPYRIGHT 2018 TANIGUCHI and ASSOCIATES ALL RIGHTS RESERVED
[画像のクリックで拡大表示]

「The Okura Tokyo」は、ラグジュアリーに日本の美を表現する中層棟の「オークラ ヘリテージウイング」と、和のアクセントを取り入れつつコンテンポラリーな高層棟「オークラ プレステージタワー」の2館構成となって生まれ変わる。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
〈左〉「三十六人家集の料紙」が壁面を彩るヘリテージロビー。〈右〉旧本館ロビーを復元するメインロビー。COPYRIGHT 2018 TANIGUCHI and ASSOCIATES ALL RIGHTS RESERVED

 耐震性を高め、最新の設備や機能を備えたヘリテージウイングのロビーには、旧本館の大宴会場「平安の間」で使用されていた「三十六人家集の料紙」を壁面に移設するなど、オークラの伝統を継承したデザインに。また、取り壊しを反対する署名が世界中から6000件もきたという旧本館ロビーも、プレステージタワーのホテルロビーとして照明や椅子、テーブル、空間全体に至るまで精緻に復元されるという。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
〈左〉ヘリテージウィングのビュー・バスタイプの客室。1泊宿泊料金は7万円前後を予定。〈右〉プレステージタワーのワイドリビングタイプの客室。1泊宿泊料金は5~6万円前後を予定。G.A. DESIGN INTERNATIONAL LIMITED

 客室は、ヘリテージウイングが平均60㎡で間口は8m以上、プレステージタワーが平均50㎡で間口6m以上と、都内屈指の広さに。大きな窓面で東京の眺望とオークラ庭園の緑が楽しめる「ワイドビュータイプ」と、外を眺めながら入浴ができる「ビュー・バスタイプ」の2タイプを用意している。さらに注目は、プレステージタワーの39階と40階の2層を使ったメゾネットタイプの「インペリアルスイート」。その面積は720㎡と日本最大の広さで、寝湯、打たせ湯まで備えるという。また、ヘリテージウイングの最上階である17階の「プレジデンシャルスイート」は256㎡で、室内に日本らしい坪庭を配する。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
〈左〉日本最大の広さとなるインペリアルスイート。1泊宿泊料金は300万円前後を予定。〈右〉256㎡のプレジデンシャルスイート。G.A. DESIGN INTERNATIONAL LIMITED

 レストランは開業当時からの日本料理「山里」、鉄板焼きの「さざんか」、中国料理の「桃花林」に加えて、茶室の「聴松庵」、ファインダイニング、オールデイダイニングの「オーキッド」、メインバー「オーキッドバー」、バーラウンジ「スターライト」「バロンズ バー」が、新たな装いでオープンする。

「The Okura Tokyo」の予約開始日は、宴会と婚礼が2018年9月、宿泊が2019年4月、開業日は2019年9月上旬になるという。オリンピックを前に、東京のアイコンとなるホテルが増えそうだ。

Text:Mizuho Yonekawa