オーストラリア・メルボルン発のスキンケアブランド、イソップ。これまでもさまざまなアーティストやクリエイターとのコラボレーション企画を展開してきたが、2018年末に向けてのギフトキット「アトラス オブ アトラクション」では、オランダ人ファッションデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルペンとタッグを組んだ。4種のギフトキットそれぞれが、イリスがイソップのためにカスタマイズしたグラフィカルパターンで彩られている。

年末に向かって心によぎる、さまざまな想いをテーマに

「アトラス オブ アトラクション」の発表会が行われたのは、ソウルにあるギャラリー。白が基調となった空間には、「アトラス オブ アトラクション」に採用されたグラフィックを用いたオブジェやスペシャルムービー、ギフトキットが、アートピースのように展示されていた。

 プレゼンテーションを担当したのは、イソップのクリエイティブ ディレクターを務めるマーシャ・メレディス。「アトラス オブ アトラクション」のコンセプトや、デザインワークについて話を聞くことができた。

マーシャ・メレディス
2014年後半にイソップに入社して以来、メルボルンのデザインチームと、ニューヨークで編成したクリエイティブチームとを統括。世界全体で展開するイソップのクリエイティブ戦略をリードしている。

「毎年、ギフトキットの企画には18カ月以上を費やしています。年末という大切な機会に贈るものだけに、イソップとしても特別な想いを込めているアイテムなんです。今回は、以前から一緒に仕事をしたいと願っていたイリス・ヴァン・ヘルペンとともに、“年末に向けての心の地図”となるようなコレクションをコンセプトに、『アトラス オブ アトラクション』を作り上げました」

 ギフトキットに用いられた4種の印象的なグラフィックは、イリスが過去に手がけたクチュールデザインから、マーシャとイリスがアイデアを出し合いながら選んでいったという。キットごとに明確なメッセージがあるため、グラフィックもそれにリンクしているそう(詳しくは次ページの商品紹介にて!)。

 さらにマーシャは、ギフトキットの世界観を伝えるためのオブジェやスペシャルムービーも制作。こちらも実にイソップらしい、コンセプチュアルなものだ。

「有機的なラインを描くステンレススティールのオブジェは、“人生のランドスケープ”がテーマ。上空から地上を見下ろしたときの川や地形とともに、この先に広がっている私たちの進むべき道を表しています。ムービーは、デンマーク出身のアーティスト兼映像監督であるアダム・ジェペンセンが手がけたものです。アーカイブの画像や映像を素材に、季節の移り変わり、自然の引力、動物の帰巣性、そして普遍的なつながりが表現されています」

 このオブジェは、11月1日から新宿・ニュウマンのアートウォールを使って大規模展示を開催するほか、イソップ東京店、グランドフロント大阪店、福岡店、青山店にも順次展示される予定。ムービーもいくつかの店舗で流されるそうなので、機会があればぜひ目に留めてみてほしい。

発表会場となったのは、ソウルのハンナムドンにある「Albus Gallery」。ロケーションにふさわしく、アートエキシビションのようなプレゼンテーションに。
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〈左〉部分的に高温で熱することで、ブルーやピンクのグラデーションに色づいたオブジェ。オールハンドメイドのため、ひとつずつ形や色が異なっている。〈右〉4種のギフトキットを並び重ねた展示は、上空から見下ろしたランドスケープがイメージ。