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去る5月17日夜、創刊5周年を迎えた『etRouge』は、『etRouge No.21/女が香りを変えるとき。(2019年5月17日発行)』と連動したイベント「etRouge et PARFUM」を開催した。創刊以来、香りの特集は組むたびに大人気。赤と黒に染め上げられた「ザ・リッツ・カールトン東京」ボールルームを会場に、そんな“香り好き”なetRouge読者80名を招待した。第1部は、東京大学大学院 農学生命科学研究科 東原 和成 教授による基調講演を実施。続く第2部は、協賛3社による“香りのミニクルーズ”で、贅を尽くしたメゾンフレグランスの数々が紹介された。

etRouge et PARFUM 第1部

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 東原教授による講演は、読者が高い関心を寄せた本誌特集『etRouge No.19/肝腎要 においが“生きる”を支えている。(2018年11月発行)』の“続編”となるような内容に。「香りの力を科学する ─文化としてのにおい─」を講演タイトルに、においの感覚=嗅覚(きゅうかく)や、「におい」という言葉の語源など、においと日本人の文化的な側面からスタートした。そして、普段、当たり前のように感じているにおいが、どのように構成されていて、それをどう感じ取っているか、また、読者に振る舞われたスペシャルカクテルやフィンガーフードを例にあげながら、食べ物とにおいの関係など、科学的な側面へと展開。さらに、「香りの認知や価値は、文化によって異なり、経験や学習によって形成される」といった研究報告も紹介され、終始、熱心にメモを取る読者の姿も。知的好奇心が刺激され、新たな香りの世界が開かれたところで、第2部へ。

etRouge et PARFUM 第2部

 第2部は、協賛3社による“香りのミニクルーズ”。フレグランスを載せたワゴンがテーブルをまわる“キャラバン”スタイルで、参加者は着席したままムエットや資料を受け取ると、実際に香りを感じながら、製品のレクチャーを受けた。

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 ブルーベル・ジャパンからは、4つのローズの香りが紹介された。貴重な天然香料をふんだんに用いて、独創的な香りづくりに徹する“メゾンフレグランス”の中から、「グタール」、「メゾン フランシス クルジャン」、「パルル モア ドゥ パルファム」そして「ペンハリガン」、4者4様のローズとあって、読者も興味津々!  それぞれのメゾンの特徴や、調香師が香りに託したストーリーなどに耳を傾け、「同じローズでも、作り手によって、さまざまに表現されることに感銘を受けました」、「自分の中で、ローズは定番中の定番でしたが、まだ知らぬローズの魅力に出合えました」といった感想があがった。